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Great Big Seaに関する雑談、その他音楽、あるいはただの読書日記

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これの出だしのバウロンを聞くともうだめなんです。
最後のメロディもだいすきなんです。
この曲大好きなんです。
BobとKrisがいい仕事しすぎだろう。

出だしのバウロンというとNothing But a Songも大好きです。
お披露目(09年10月)のときに横っ面張り倒されるぐらいに感動して
CDになったときの軽さにかるくがっかりしました。
あとはFrench Perfume。
これはなんど聴いてもあぁかっこいい! と思う。
ただやっぱりSea of No Cares以降段々軽くなっていく。
ポップスに偏り出すところがなんだか解せない。
フォークに留まっていてほしかったなぁ。
せめてロックにさ。
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更新。

久々、とっても短い。明日ちゃんと書くよ、という予告だけ。
出だしにわたしは大声を出してしまった。
ふざけんじゃないよ……絶対始めないで…………。
あなたじゃきっとブログ書くのを疎かにするわ。
だってあなたのブログはほんとに日記だもの。
Bobみたいに目的を持ったりSeanみたいなやりかたをしてるんじゃないもの。


14日更新分

去年あったことを並べ、今年起こったことと、起こること。
Republic of DoyleのSeason2、2話にAlanがWolf役で出るそうです。
(わたし本当に、Oh YearがRoDの主題歌である理由がわからない。
 初めて聴いたとき、恋のど真ん中にいながらこの曲をスキップした。)
今回はTwitterアカウントについて触れられていません。
2013年に11枚目のCDを出す、という予告。
来年春先ぐらいにDVDが出るのかなぁと今から期待しています。
ソロの曲を作るつもりでもあるということです。
息子にスケートと泳ぎを教えるつもりでもあるとか。(3歳だっけ?)
2010年は彼にとって大きな年でした。
Law & Orderの主題歌作ってOlympicがあってRobin Hoodが公開して。
イタリア行ってスペイン階段で歌って。
あぁRussell Croweってすごいんだなぁ、
Alanにスペイン階段で歌わせることだってできるんだなぁと、
思ったらもうどうでもよくなってきた。
わたしはいろいろな固執を諦める必要が多分にある。
3回目なので焦点を絞りましょう。
キリスト教とフェミニズム、です。


前者から。
一応軽くであれ西洋の歴史をさらった人間にとってまずびっくりするのが葬儀。
キリスト圏の映像で火葬を見るとわたしはほんとにぞっとする。
(スターウォーズでも戸惑いを隠せなかった。)
1回目観た時にはウォルターの位置づけに困ったぐらい動揺しました。
パンフレットによれば現代への迎合だということですが、
いやそんなまさか! という気持ちの方が強い。
なにしろジミーや英の騎士たちは土葬されていますよね。
この葬儀の違いは一体何なのか。
あとは今回初めて気づいたけれどノッティンガムの教会。
教徒ではないので実感としてはわからないのですが、
キリストの磔刑はほんとうに教徒にとって苦痛なのだそうです。
だから十字架そのものですら苦痛を教徒に与えるのに、
それにさらに御身さえ模られているというのは非常な苦痛なのだそうです。
この状況は耐え難い、と一枚絵で伝えるほんの1秒。
それから一党たちがお酒を飲んで歌い踊るシーン。
「まるで修道院だな」ウィルの言葉だったかしら。
修道院の女があんなにみだらな服の着方をするもんか、という話。
(もちろん単純な比喩で若い女だらけ、ということですけれども。)
あとは最後のアニメーションの部分ですね。油絵。
人を殺しているのは修道士の格好をした人たちです。
十字軍とはつまり神の御名による殺戮である。
重税とはつまり神の与えたもうた王冠による苦行である。
その神は本当にわれわれが信じるべき神なのか。


それでは後者、フェミニズム。
マリアンは初め、使用人蹴ったりbastardsと叫んだりするLadyとして登場。
強烈だなー、と思っていたのに、それが強がりだと知る。
そういう強がりだって要るのです。あの状況では。
ロビンを館へ案内して、ちょっとマリアンがつまづくシーンがあります。
そのとき後ろでふっとロビンが手を差し伸べようとしている。
完全に後ろ盾を失って、代官の言葉が現実になって襲ってきた瞬間。
10年ひとりで戦い続けるのはつらいことでしょう。
しかし応急処置のための手立てには真っ向から反対してはねつける。
今までひとりでやってきたのだから急ごしらえの夫など要らないと。
けれど種を蒔き終えたロビンを頼っても良いのだと気づく、
その瞬間の笑顔の美しさといったらない。
エリザベス観てるからCateに気丈な女性のイメージが強いのだけど、
だからこそ最後(森の中のシーン)、どうだ見たか! と喝采。
子どもの世話をする=母性性の獲得
ロビンとじゃれあって抱え上げられる=女性性の獲得
ロビンがマリアンを甘やかさない、というのがいいですね。
対等であり、けれど「女性化」されているマリアン。
男は狩に出て女は待っている。彼女はもう安心して待てるので。

彼女が待てなかったのは戦場シーンですね。
以前スコット監督の「エイリアン」(1979)を観ました。
時代が時代だったこともあって大変にフェミニズム的な作品だったわけですが、
気持ち悪くて怖くてあまり観てないといえば観てないので語る資格は持たない。
監督はリプリー同様にマリアンにおいて「戦う女性」を示したかったのか?
大方のSFではエイリアンは女性のことを示します。男性に対立する勢力。
では異邦人フランスも対立者としての女性性を持つか。
大いにあり得る。
例えばマリアンが着る青い服はフランス軍旗の色と重ねてみることができますし、
フランスの紋章である百合は聖母マリアの象徴です。
これはリチャード王の帰還のためにアリエノールが着た青と金の服、でもわかる。
(青を身につけるのはそれが単に高貴色だから、というのはもちろんあり得る。)
対してイングランド国旗は白地に赤い十字。胸の紋章は赤い盾に金の獅子。
赤に対する青、はフランス軍であり、同時に女性でもある。
戦って勝利を収めたイングランド軍は同時に家父長制を勝ち取る。
(ロビンがバーンズデイルで「男はだれもが一城の主だ」というとおり。)

さて戦場と言えばマリアンの登場について
男の戦いに水を指すようでよろしくない、
という批判をされる方がいましたが
わたしにはこれは一女性として戦う姿、
ではなく仇討ちのシーンに見えてしまいます。
どうやらサムライ映画だそうなので、夫と舅を殺された未亡人が
単身脇差しを掴んで襲いかかるのだけれど失敗し、
殺されかけたところで主人公が助太刀にくる。
そういうよくある場面に見えます。
彼女はフランスに対して戦う理由を持たないし
「ウォルターの敵、」と出撃前に呟いています。
まぁ確かに合戦に出かけて行って相手の首を取るようなものなので
確かに違和感は残りますが、それは「女だから」ではない。
マリアンが戦う相手がフランスだったら違和感どころの騒ぎではない、
きっとわたしも大いに文句を言ったと思います。


最後に。おまけ。
これはツイッタでぼそぼそ呟いていたのですが、ジョン王のこと。
彼は唯一、この映画で注目すべき人間性を持っていると思います。
メインキャラクターにおいて唯一母を持つ存在として描かれる彼ですが、
悲しいほど人間味のある人物として描かれています。
兄と比べられ続けて愛されなかった弟の、乳母兄弟が実はフランスの密偵で、
そいつにこけにされて、自分の人生はとんだお笑い種なわけです。
なんとか人に自分を認めさせたいと頑張ろうとするんだけれど失敗する、
そういう悲しさに溢れている。
自分の責任を自分に持つこともできない。
だから国の責任も当たり前だけど持てない。
それは兄のせいで母のせいで神のせい。
母が「言うことを聞かない」と仰っているけれどそりゃそうでしょう。
じゃああなたはジョンの話を聞いたのか、ということ。
ロビンが見返りの権利を主張するけれど、
ジョンは母にその権利を主張できない。
イザベラの言うことは聞くのは、
彼女が明らかにジョンを愛していると彼にちゃんとわかるからなのでしょう。
もちろん、一国の王がそんなことじゃ困るわけです。
つまり子どもがだだをこねるみたいにされたら困るわけですけれど。
でも兄にはいた「王の友」がジョンにはいません。
だからマーシャルが、ジョンの「王の友」にロビンをあてることができたら、
それはそれは名宰相だった、とふと思った。
いろんな点で無理がありすぎるけれど。
『愛はさだめ、さだめは死』//James Tiptree Jr.、朝倉久志・伊藤典夫 訳//ハヤカワSF730


短編集。12作。
あまり不思議な感覚のしないSF小説集。ひどく現実的で実際的。
対立。人間とエイリアンとの関係を書いて表現した感じ。
以下数編の感想。

「そしてわたしは失われた道をたどり、この場所を見いだした」
読後、一体人間はなんのために生きているのかを思う。
なにが人間を人間たらしめているか、とかね。
それは探求心だと結論づけられるけれど、つまり知的な活動からだということだけれど、
そこに同時に征服欲という醜さを見ます。
二面的な作品だなぁと思う。人間の気高さと醜さが山に登る行為に凝縮されている。
時間はそれを超越する。

「接続された女」
サイバーパンク。個人的に苦手な感じ。用語が多いから。
痛みを感じる。痛切で重い。
きりきりするようなのでなくて、がつんと切り刻まれる。
体の内側で、あるいは頭のなかで。

「断層」
これは「不思議な感覚」の作品です。
短めで、仕掛けを楽しむストーリーなので内緒にしますが、おすすめ。

「愛はさだめ、さだめは死」
蜘蛛を連想した。多分それで正しい。


この人の書き方はとても読みづらい。
頭にすんなり入ってこないのですね、今一歩理解を拒否する。
叙述が緻密すぎてついていけない。おや、わたしの理解力のせい?
「すべての種類のイエス」に始まり、「最後の午後に」で締める。
どちらも、女性の出産不安を根底にしています。
更新
月一更新で速い方だと思ってしまう……。
例によって未読です。
読もうと思ったら読めなかったの。英語が難しくて。
また今度チャレンジします。
はやく訳を仕上げたいジャーナルでいっぱいだ……。
しかし読めてもいないというのはどういうことだ…………。
HP:ENNIS.com
twitter:
@ENNISmusic



ニューファンドランドの女性フォークデュオのご紹介です。
ツイッタでGBSをフォローしてる人を見ていて発見しました。
Bobのフォロワーでもいらっしゃるようで!
(BobはフォローしていてSeanはしていない珍しい方々。)

MaureenとKaren
ご姉妹なんだそうです。茶色の髪がMaureen、金髪がKaren。
シンプルな楽器と優しく伸びやかなソプラノが聴き所なのではないかしら。
楽器がうるさくないのがいい。ゆったり聴ける。しっかりと一本筋の通った女声。
それで可愛い。
ふたりが仲よさそうでかわいい。愛しい。嬉しい。
どんな週末だったか教えて! とツイートしたら、
わざわざ@つけて送ってくださる人たちです。
あなたのフォロワーのために……普通に書いてください…………。
『闇の左手』//Ursula K. Le Guin、小尾芙佐 訳//ハヤカワSF252

ル=グウィンというとゲド戦記を思い出します。
14歳頃に4巻くらいまでわっと読んで難しい本だなぁと思ったものです。
実際よくわからなかった。ジブリは観ていない。
ただ、これはいいな、と思ったのは魔法を使うときの約束ごとでした。
ずっと変身していると自分自身を忘れてしまう、
嘘をついてはならない、など。
そういう制約があってこその能力だと思うのです。薬に副作用があるように。
まあ実際難しい話であることに違いはなかった。
4巻だかの最後に、ハイタカが帰ってきた奥さん(名前忘れた)を戸口で迎えて
二人で一緒に部屋に入るシーンがありましたよね。
この静かな閉じ方!
あるいは老いることへの肯定。
それは、読んでよかったなぁと思ったのですよ。

それで本作は、SFです。
彼女に対してファンタジーのイメージが強いのでSFかぁ、と思いつつ。
一人の男がとても閉鎖的な惑星に、同盟への誘いを持ってやってくる。
最初に着陸した国では始め目的は果たされず、その隣の国でも失敗し、
しかし氷原を通って最初の国へ帰還した、そのとき果たされる。
シンプルに言えばそういう物語です。
波瀾万丈な部分は省略しました。そこが読み応えのあるところなので。
しかし『ゲド戦記』を読んだときと同じように読みづらいと感じてしまう理由というと、
・伝承の挿入
・勢力関係のせめぎあい
・親しんだことのない言葉、単位・造語の出現
・登場人物がカタカナな上、数が多く混乱する
というところでしょうか。
SF読み慣れてくると後ろ2つは苦にならなくなります。

今回ぱっと目を引く設定は完全体(両性具有)というところ。
しかもちゃんと発情期とそうでない期間がある。
(人間は年中発情期なんだなぁと思うのは不思議なことです。)
それにしたって「完全体」ってすごい言葉ですよね。
現在の人間の形は不完全であることが前提。
確かに見方によれば不具です。男は余り、女は足りない。(言い方微妙過ぎる。)
ときどき、人間は殖えちゃいけないんじゃないかと思うの。
発情期がないってことは性機能(というか密度)は低いってことですよね?
そのうえ子どもは不完全な状態で産まれざるをえない。
生きていくにはつらすぎる。産まれて3時間で立てる馬とは違う。
あ、もちろん、寿命の違いによる時間概念の違いもあるでしょうけれど。

この話を通して一体なにが言いたかったのかはよく掴めません。
他者の集団を理解するためにはその集団そのものと付き合うのではなく
そのうちの一人と過ごす方がいい、ということは学んだ気がします。
2年間の成果と81日間の成果の違いを見れば明らかなこと。
異文化交流の難しさ、誇りの違い、そういうもの。
作品解説
公式サイトへのリンクです。

映画館のサイトとわたしの予定表とにらめっこしながら
3回目をいつ行こうか考えています。
ストーリーの分析ができるぐらいシナリオを覚えること、
これが3回目の目的。
ゴドフリーとフランス王の密談が川べりで描かれているでしょう。
あれがとても不思議。
変化を表す水辺で、屋外で陰謀が企まれるのなら
屋内の持つ意味や役割はなんだろうと思う。
しかしまぁロビンは屋内が似合わないということです。
あいつが家の中で話す言葉の少ないこと。
決して外で饒舌というわけではございませんが。


惨めな思いをした腹いせにRHを観ているようなものだ。
わたしはみなさんほど暗澹たる思いはしてないけれど、
それでも9週間待たされた。
うっかり恋したときにAlanがバンドに不在だった。
情報集めたり落ち着いたりするにはいい期間だったかもしれないけれど、
この不在は大きかったのではないかしら。
吟遊詩人、トゥルバドール、ミンストレル。
わたしは彼が、それよりずっと、the Kingである方が正しいと思うの。
あけましておめでとうございます。
祖父母からお年玉をもらってしまって、
わたしはいつまでたっても子どもで孫なのだと実感しました。
悔しいので来年はお年玉を差し上げようと思うの。
そうするときっと母が何か言うので、
母にはわたしとのデートを差し上げようと思うの。
来年のことを年始から言うときっと鬼が笑うわ。
みなさまにとって良い一年になりますように。
狙って書いたツイートが公式に表示されていて、にやっとしました。
新年早々嬉しいわ。
本国は未だに去年だけれど。
彼らは今、ナイアガラでカウントダウンライブしてるのかしら。
10枚目を出した年にふさわしい締めくくりね。


Tosh's Tale
先月初めにToshの具合が良くない、というようなことをSeanが仰っていたので
心配していましたが、特になにもなく大丈夫なようです。
無事に年末を迎えたことにほっとする。
どうぞ今年もなにごともなく過ごせますように。


商業主義がこんなところにまで…………!



Bobカッコいい!! と元旦から言えてとても嬉しい。
珍しくみんな聞かれることを考慮に入れた話し方です。
not tonalなせいかあまり話さないBobを今年もいっぱい愛でたい所存。
BGMはSeanのDon't Cry。
年末年始は私用やら仕事やらが詰まっていて日付ばかりの年末年始となりそうです。
みなさまいかがお過ごしでしょう。

2010年はバンドにとって転換期になったと思います。
2月にSeanのソロアルバム、5月にAlanの映画、10月にBobの本。
バンドから一歩ずつずれて、自分たちの才能を確かめてみた。
ただBobの一歩だけはバンドからそう遠くない場所に出ましたね。踵は触れている。
それがどう転ぼうといつかはバンドが終わってしまうなら、彼らの一歩は大きかったでしょう。
Consequence Free?
あの場面で歓声があがるのはそれがあり得ないとみんな知っているからです。
けれど彼らがどう進もうと、ファンの場所はわかりきっている。
OKPでありステージの前、クラブハウスの中。

7月には10枚目のアルバムもリリースされました。
フォークというジャンルの感覚を全く感じさせないポップでカントリーな調子でしたね。
リリース前に散々悪口を言ったわたしは14曲フルで試聴した途端ころっと態度を替えました。
全身で、隅から隅までの新しさに圧倒されて、手に触れて掴めた、
だから大絶賛に指針を変えた。
好きでない方も多いでしょう、好きな方もいるでしょう、どうでもいいと仰る方も。
みんなが自分の意見を臆面なく言える、あの場所をわたしは愛する。

6月終わりから、ジャケットに対する批判が掲示板を席巻しました。
運営が見かねて投稿を規制するほどのひどい状況で、立ち並んだ関連スレッド。
わたしは大笑いしながら高みの見物を決め込んで
あの絵をどうかと思いながらそれでも正しいと信じていました。
正しさに感情は伴うべきものではないから。

その少し前、4月の終わりから。OKPに大恐慌が訪れました。
恐怖と不安があの場所を占領して、慰めあって感情を共有した。
否定をなんども望んでなんどもなんどもわたしはスレッドに通った。
怖かった、痛々しかった、笑えなかった。
Alanが3月のライブで笑いながら言った、それを信用すると決めたのに怖かった。
みんなもうあの不安を忘れたかしら。
バンドが終わるかもしれない恐怖を。

3月、誕生日のライブでした。
もう17年はやろうとAlanが仰った。
今までで半分。少なくとも半分。
大歓声が起こった。
誰もがそれを望んだ証拠。


振り返れば長い1年でした。
今年わたしが私用で忙しかったのもそう思う理由でしょう。
余裕がなくて追い詰められていたと思います。
社会から落ちこぼれることを心配した。
8月以降が気忙しすぎて、バンクーバーオリンピックがあんなに遠い昔みたい。
SeanのCDもバンドのCDも、まるで遠い昔みたい。
だから来年はどうなるかわかりません。
ファンフィクションを平気で置くようなサイトになるかもしれませんし
精力的に歌詞解釈やBobのジャーナル訳をするかもしれません。
そういうことを一切決めずに、目標なく、サイトを持っていたいと思います。
でも願いはあります。このサイトの目的そのもの。
日本語でバンドについて語れる日が来ますように。
Great Big Seaを好きだと仰る方にお会いできますように。
OKPで、relieurの名前で、Hello from jpn. の一言をお待ちしている。

よいお年をお迎えください。
先日mixiからアクセスいただいたのですが、
当方不参加ですので確認させていただくことができません。
どの記事へのリンクかもわかりませんので特別反応することもできません。
ご容赦ください。

あとRH関係の記事にてふざけたタイトルのせいで検索に引っかかりますが、
Alanの正統な所有者はわたしではございませんあしからず。
もちろん一番正統なのはAlan本人であり次点で奥さんということになりますが、
ネット上で彼を一番所有しているとなれば当然BTRさんということになります。
ちょっとしたお遊びですのでどうぞ受け流してください。
友人を誘って行ってきました。
そうですつまり布教です。
映画の前にパンフレットを読ませ、
「この3人に注目したらずっと楽しいから!」と言い募る。
あまり乗ってくれなかった。
ううん、やっぱりああいう部分に注目するのは先からのファンくらいのものかしら。
映画は素直に面白かったと言ってくれた。その点ではよかったかな。
今回一緒の劇場にいた方は6人でしたけど、半分以上の方がエンドロールまで居た。
わたしの目的はロビンと3人の台詞まわしと
挿入歌のタイトルを覚えておくことでした。
首尾は半分成功、半分失敗、という感じかしら。

最後の海辺のシーンでマリアンの顔にロビンの血がたれるのを見て、
フィリップ王の血のついた生牡蠣を食べるゴドフリーを連想して、
ロビンはあの後美味しくいただいたんだろうかと
ちょっと不埒なことをぼんやりと考えたわけです。
2回目ともなると見るときに余裕が出ますからね。
水を持ってタック修道士を訪ねるロビンに始終にやにや。
飛び起きる一党ににやにや。左からウィル、ジョン、アラン。
あのぽかんとした顔といったら!
そういえば序盤に拘束されていた時、
明らかにウィルは首が苦しそうでジョンは背中が曲がっていた。
規格外!(笑)

大収穫だったのはscience of memory. の一言。
これは序盤でロビンが賭けをするときの言葉なのです。
「手業と記憶のゲームだ」と言うところ。
そしてロビンの失せていた記憶の父の言葉にもあるように聞こえました。
「しっかり覚えておけ」みたいな訳語。手形を捺すところだったかと。
このリンクそれ自体がscience of memoryだなぁと思ったわけです。
父と同じ手の大きさの息子が、覚えていなかった父と同じ言葉を言うということがね。

そして今回の目的の半分だった挿入歌のタイトルですが、
 Row Me Bully Boys Row(舟の中の歌)
 Sadness, Sadness(ウィルに陰気と言われた歌)
 Large Woman(ジョンのリクエスト)
 Lessons from the Empty Glass(ミードの歌、?)
こちらのサイトに教えていただきました。
よく考えたらわたしがエンドロールを読む必要などなくて、
どなたか英語ネイティブの方から教えてもらえばいいわけで。
だって気づいたらSadness, Sadnessしか覚えてなかった…………。
ふと気を抜くとLessons from the Empty GlassがRoad to Ruinに聞こえる。
ちょっと似てませんか。


どうでもいいけれど一緒に行った友人はわたしの友人ではほとんど唯一の理系の子で、
文学的な話にあまり興味持ってくれなかった。
ミステリー、アラスカでバーディが右手を折るところと
スターウォーズのルークがベイダー卿に右手斬られるところ。
男性性を示す右手を不能にするところが父親からの虚勢不安だよね、
という話を持ちかけたときの彼女の顔。
作品鑑賞は文系の友人とに限るわ。
ジェイ・ローチ監督//1999米映画

ロビン・フッド2回目のための予習。
ヒューマンドラマなのだけど家族で観るのは難しい。
難しいっていうか気まずい。
作中で、町に楽しみはセックスとホッケーしかない、というのが言われるのだけど、
ええ、どうやらそうらしいです。行為が何度も描かれる。
ただしそれはこの町に限ることではなくて、ニューヨークだってそうだろ、という。
解説者(ゲストだっけ?)の「この辺にヌける店ない?」がとても象徴的。
観たことないけどSex and the Cityを彷彿とさせます。
ニューヨークにはセックスとお金がある、というイメージ。
(そして後者で前者は買えるわけだ。)

個人的にはチャーリーに感情移入してしまう。
彼は町が好きだったけどスティックは彼の手には大きすぎた。
そして町はスティックで人を判断した。
ペンを持つことを彼は望んで、ニューヨークへ渡った。
アウトサイダーはニューヨークを連れてやってきたけれど最後には町に帰る。
あそこで彼がミステリー、と叫ぶのはそういうこと。

父と息子の確執も上手く描かれていたと思うのです。
バーディ(Scotty)がほんと、愛しい……。
知的社会からは弾かれている(大学進学しなかった)けれど町のなかでは価値のある存在。
嫉妬とないまぜになった感情から息子につらくあたる父と、
自分が間違ったとは決して思っていない息子。
俺に言ったんだろ! って言うところが好き。
あとは判事が、バーディ見ながらみんなに言うところね。

それからツリー(Kevin)の優しさが本当に愛しかったなぁ。
レンジャーズの試合のビデオで子どもの目を暴力シーンから遠ざけるところとか。
「物語のある顔だ、ってな」
「悲劇のな」「喜劇だ」「ホラーだろ」
序盤のこの会話好き…………。
ジョン(Russell)の迷い、自信のなさ、そういうものがとても丁寧だった。
しかしドナに同情する。だって好きという感情にはパターンがあるもの。
彼女はホッケーで人を判断する場所を選んだ、ということ。
その場所では声を上げた笑い声なんてないのよ。
寒くて口も満足に開けないの。
静かに閉じる映画が、言葉の少なさとそのために生じる疎通、温かさを物語る。

性的な描写があんなになければもっと推奨するのだけど。
CMT

これはもう! あぁ待ったかいが! ありました!!!
まだご覧でない方、大急ぎでご覧ください。
(そのうち消えてしまうかもしれませんので;;)
もう、ちょっと、あまりにも衝撃的だったので
All Aroundさまのところにおすそ分けに行ってきます。
以下1から5までの個人的な見所と簡単な見解を。


Part1
コールのとき流れてるのがOver the Hillsで、もう、あーだめだ、好きだ。
Ordinary Day
ひええこれでオープニングとかかっこよすぎる。
歌ってるBobってばほんとにいつも男前なんだから。
それでMurrayかっこいいよー。
あ、Nova Scotian Drums、なかった……それだけ残念。
それでまさかのChemical Worker's Song!
かっこいい!
ありえない!
息を止める。ありえない。ふるえる、
かっこいい!!!
The Night Pat Murphy Died。
SeanがSeanすぎる。あのひとなんてじゆうなんだ。

Part2
Captain Kidd!
わたしの最初の曲だ。
豪華すぎる。
バウロンのリズムキープ。
ばたん、と終わるところが素敵過ぎる。
Safe Upon the Shore
ここにきてSeanだけ白っぽい服なのがとても映えた。
あいつああいう服似合うなぁ。
えろいえろい。あの声の震え。
Dear Home Town!
出だしについていけなかった。
ドラムとハーモニカ。(メイン!)
I never meant to let you down.
こう言うみんなの顔が心底好きだ。

Part3
Good People。唐突に来られると困る。
これとってもやさしい。
ボブが弾いてるのマンドリン? ブズーキ?
メロディカとハーモニカの間奏。
Seanナイスリップサービス!
(おや、これはもしやMVではあるまいか……。)
Yankee Sailor……!
つぶれたみたいなドラムと隙間に吹き込むホイッスル。
これ素敵だった。寂しさがつのる。
それで最後が最高に格好いい。

Part4
Helmethead!
Fare thee Well! やだわたしも叫びたいわ。
間奏はアコーディオンとドラムの独壇場よね。
Consequence Free!!
アップテンポが続きますなぁ嬉しいですなぁ。
Mari-Mac!
ここに来て最高潮ですね?
Seanの曲はBobとKrisが目立つ気がするので嬉しい。
どちらが主導権握ってるんだろう。ドラムかな。
すごい! はやい! 最速じゃないの。
最後急に速くなった。もう1回あるかと思って心配しちゃった。
やばいこれは何度も観たい!(実際見直した。)
あれ、ひょっとして、Sean、自分で速度速めたりした?
かっこいいー。かっこいいよー。

Part5
Long Life。
Mari-Macの後で聞くとクールダウンする。
すごく不思議な音がするんだけど、まさかベースの音じゃあるまいな?
なんなんだろ最後。なんなんだろうAlan。
それで、ずるい、The Old Black Rum!
いいな、on her WHAT? Hair! !! これも叫びたい。
これ最後にBobがMurrayに挨拶してるんですよ。
もうちょっといいなぁなんだあれ。


世間がそういう騒ぎなので正統にそういう曲を持ってきました。
教徒でもないのでとても複雑な気分です。
(それを言うとOrdinary Dayを口ずさむ度にそういう気分になります。)
行く年来る年の歌も歌ってくれたらいいのに。
今年厄年だったSean、あとちょっと、何事もなく過ぎますように。


みなさまよいお年をお迎えください。
今年はあと数冊本のレビューを書いて
ロビンフッドの2回目レビューを書いて、
できたらThe Night Pat Murphy Diedの歌詞解釈をします。
来年になったらロビンフッドのファンサイトがきっと完成してます。
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歴史(独愛蘇)と旅行が好き。
好きな作家
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Christian Gailly、Ray Bradbury、Edgar Allan Poe、Oscar Wilde
好きな画家
:William Turner、Jacob van Ruisdeal、いせひでこ、いわさきちひろ
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