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Great Big Seaに関する雑談、その他音楽、あるいはただの読書日記

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年末年始は私用やら仕事やらが詰まっていて日付ばかりの年末年始となりそうです。
みなさまいかがお過ごしでしょう。

2010年はバンドにとって転換期になったと思います。
2月にSeanのソロアルバム、5月にAlanの映画、10月にBobの本。
バンドから一歩ずつずれて、自分たちの才能を確かめてみた。
ただBobの一歩だけはバンドからそう遠くない場所に出ましたね。踵は触れている。
それがどう転ぼうといつかはバンドが終わってしまうなら、彼らの一歩は大きかったでしょう。
Consequence Free?
あの場面で歓声があがるのはそれがあり得ないとみんな知っているからです。
けれど彼らがどう進もうと、ファンの場所はわかりきっている。
OKPでありステージの前、クラブハウスの中。

7月には10枚目のアルバムもリリースされました。
フォークというジャンルの感覚を全く感じさせないポップでカントリーな調子でしたね。
リリース前に散々悪口を言ったわたしは14曲フルで試聴した途端ころっと態度を替えました。
全身で、隅から隅までの新しさに圧倒されて、手に触れて掴めた、
だから大絶賛に指針を変えた。
好きでない方も多いでしょう、好きな方もいるでしょう、どうでもいいと仰る方も。
みんなが自分の意見を臆面なく言える、あの場所をわたしは愛する。

6月終わりから、ジャケットに対する批判が掲示板を席巻しました。
運営が見かねて投稿を規制するほどのひどい状況で、立ち並んだ関連スレッド。
わたしは大笑いしながら高みの見物を決め込んで
あの絵をどうかと思いながらそれでも正しいと信じていました。
正しさに感情は伴うべきものではないから。

その少し前、4月の終わりから。OKPに大恐慌が訪れました。
恐怖と不安があの場所を占領して、慰めあって感情を共有した。
否定をなんども望んでなんどもなんどもわたしはスレッドに通った。
怖かった、痛々しかった、笑えなかった。
Alanが3月のライブで笑いながら言った、それを信用すると決めたのに怖かった。
みんなもうあの不安を忘れたかしら。
バンドが終わるかもしれない恐怖を。

3月、誕生日のライブでした。
もう17年はやろうとAlanが仰った。
今までで半分。少なくとも半分。
大歓声が起こった。
誰もがそれを望んだ証拠。


振り返れば長い1年でした。
今年わたしが私用で忙しかったのもそう思う理由でしょう。
余裕がなくて追い詰められていたと思います。
社会から落ちこぼれることを心配した。
8月以降が気忙しすぎて、バンクーバーオリンピックがあんなに遠い昔みたい。
SeanのCDもバンドのCDも、まるで遠い昔みたい。
だから来年はどうなるかわかりません。
ファンフィクションを平気で置くようなサイトになるかもしれませんし
精力的に歌詞解釈やBobのジャーナル訳をするかもしれません。
そういうことを一切決めずに、目標なく、サイトを持っていたいと思います。
でも願いはあります。このサイトの目的そのもの。
日本語でバンドについて語れる日が来ますように。
Great Big Seaを好きだと仰る方にお会いできますように。
OKPで、relieurの名前で、Hello from jpn. の一言をお待ちしている。

よいお年をお迎えください。
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HN:あず/relieur
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性別:女性
自己紹介:
歴史(独愛蘇)と旅行が好き。
好きな作家
:いしいしんじ、江國香織、梨木香歩、藤沢周平、福井晴敏、
Christian Gailly、Ray Bradbury、Edgar Allan Poe、Oscar Wilde
好きな画家
:William Turner、Jacob van Ruisdeal、いせひでこ、いわさきちひろ
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