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Great Big Seaに関する雑談、その他音楽、あるいはただの読書日記

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わたしはできるだけ情報をここに載せて
公式で探したり英語を読んだりする手間が省かれればいいなと思うのですが、
OKPの楽しさをここに表すことはできないので
やっぱりいつも公式に通ってください。
新アルバムに関するスレッドはどれも宴やってます。
概ねジャケット叩きが主流です。

あれを気に入っている方がおいでになることにわたしは驚かされるのですが、
それにしても投票で「like」に入れている方がいるのに
大御所がこぞってdislikeとかhateを使って悪口言うのはどうかと思う。
(気持ちは痛いほどわかる、あれがジャケットなんて嘘みたい!)
けどもしあれを気に入っている方の身の回りにGBSの理解者がいなくて
OKPに身を寄せている方だったらその人は傷つく。
表現の自由ってこわいなーと思う。
自分の意見を言うことで他人が傷ついても、意見を言うことが優先ということ。

さて、当のジャケット。
10代20代にも手にとって貰えるようにしてるんじゃないの?
と仰る方いらっしゃいますが、
ばかいっちゃいけない。恥ずかしい。
少年は手に取れない。少女も。ロマンチックすぎる。
たぶんCDショップの人もジャケット見て笑って、
発注数減らしたに違いあるまいよ。
売り上げに響くって。
ファンしか買わないというかファンも買わないというか。
チャート一桁からついに脱落かと心配してるとこなんだから。
いやわからん、あの表紙でも売れる自信があるのかもしらん。
例えばボーナス特権。
恒例のDVD以外にもミニアルバムがあってMiddle of Nowhereとかが入ってるとか。
そういえば、I wondered why it has 'Gallows Pole' & 'Wandering Ways', however,
I think Sean'd not been able to lay eggs because of his throat.
(so Bob has 2 songs to make up for Sean's absence.)
でもそれってどうなの? アルバムのまとまりとして。
まとまりとしてというか誠実さにおいて。
良い曲なのは間違いない。間違いないんだ。けど。

はやく言い訳聞きたい。Bobの言い訳聞きたい。
あの絵の意味を説明してくれなきゃ困ります。ほんとに。
どこかのインタビュアーが訊いてくれるって信じてる!
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メルマガで、あれが実際のジャケットだと知って愕然とした。
不人気にも程がある! というのに。
(密かに、あれが裏表紙だったりするんじゃないかと思ってた。)
あれはあれで正しい、確かに正しい。Seanのアルバムみたいに濃密な絵。
シム・シメールみたいな光と繊細さを持つ絵(誇張はファンの常套手段)。
BTRさんが、グッズとかライブのカーテンとかどうするのかね、と仰っていたけど、
だったら改装されるはずのサイトの方がわたしは気がかりです。
THTEのときのサイトを知らないのでどれぐらい変化があるのか存じませんが、
現在のスタイルシートは維持できないのではないかしら。
というか……アイコンになれるような小道具ないよね?
あの絵が出てくるサイト開くのやだなぁ……。

しかしジャケ買いのできないジャケットはジャケットとして失格なんじゃないか。
それともジャケ買いを許さないための手段でしょうか。
純粋に音だけで勝負したいからわざとあの絵なんでしょうか。
いやいやいや。ないわ。それこそない。
ジャケットは音楽の一部ですよ。
アジカンはそうして中村祐介さんを選んだのだし、
多くのアーティストは自分が表紙にいる。自分のものだと宣言してる。
だからあれはあれで正しくて(Follow Me Backだと思えば結構いいセン行くのでは)、
「このジャケット家に置きたくない」とか「速攻カバーかける」とか言われようと、
彼らがそれを選んだということ。
わたしは大部分のファンの側につくけども、事実はそれ以外ではない。
紙ジャケにどうカバーかけるのか存じませんが、ぜひわたしもカバーかけたい。
曲はいいのですよ。曲は。
episode 4、5

観ました。やっと。
4は触りだけ、5は大体通しでぼーっと見たことがありました。テレビで。
あれは10年ほど前でしょうかね、episode1の上陸。
感覚の新しさと欧米的なものに憧れて観ていた気がします。
2はそれほど観たいと思わなくて、3は友人と観に行きました。
まあ、ちんぷんかんぷんだったので、また来週にでも残りを制覇します。

2時間半以上かかる映画に慣れっこになっちゃって、時間配分に戸惑った。
特に4はいつどんなエンディングかとはらはらしてたので。
多分語られまくっただろうけど、姫が老けてるというのがやっぱり気になりました。
あとオビ・ワンかな……。
最初から実体ないみたいなことになってませんか?

個人的には、沼に沈んだ翼機を引き揚げるシーン、
「とても信じられません」
「だからダメだったんじゃ」
これが好きです(笑)
あれだ。
多分Safe Upon the Shoreのジャケットはあれで正しいのですよ。
ただファンが勝手な想像(あるいは期待)をしていて、それが実際と大きく違っただけで。
アルバムタイトルがラブソング由来なんて今までなかったので順応できないだけで、
あれはあれが正しい。
と信じるしかないじゃありませんか。

ちなみにわたしの期待は3種類あって、イラストか写真。
前者の場合は女の子の膝上、ワンピースの裾、裸足の足、岸、海の袖。という一枚絵。
後者なら、小高いところから町、波止場(小舟が2隻ほどある)、海が入るように。
あるいは家の中(もしくはポーチ)。
向き合うように並んだ3人掛けのソファと、1人掛け(椅子でもソファでも)が2つ。
それぞれ楽器が演奏者を待つ。……これは少しロマンチックすぎますかね。
上から、TH&TE、SoNC、SBのイメージでした。
現実との離れ具合を思えばびっくりして当然でしょう。
でも青いイメージはあった。
ごちゃごちゃっとするとは思わなかったけど。

ふと思ったけど。
彼らのジャケット並べたら、共通点なんてひとつもないのではないかしら。
どれも毛色が違いすぎる。
毎回なにかしらが新しい。
同じことを続けるのは大変な努力がいることだけれど、
15年以上新しく居続けるということも難しいと思うよ。
彼らのポップスに寛容になり始めてる自分に驚きつつ。
肯定はしないけど今回のジャケット、承認はしようと思う。
あれはあれが正しい。

それにしてもあの絵、読めない。
ちっともSafeじゃない。
光は岸じゃなくて海にある。
石場の足元は暗がり。
男はまるで死んでいて、女がそれを「捕まえて」いる。
人魚姫の逆バージョンを思い浮かべましたよわたしは。
女がfair ladyだから余計に。
逆説かもしれない、と思う。SoNCみたいに。
女に捕まってしまって海から遠ざけられた、
それがいかなSafeだろうが死んでしまっているのと同等。
そういうこと?
歌詞を読み込むまでの暫定解釈にしておく。
アルバム視聴がアマゾンでできます!!
こちら
まずアートワーク。
笑った。冗談抜きに。映画のポスターを連想した。
もっと、なんだろう、抽象画くらいのシンプルさを想像していた。
線画だけの絵を。
しょうじきあれをてにとるのためらわれるわ……。
(掲示板でもあまり評判よくない。クリスチャン・ラッセンみたいな絵。
 重厚すぎるだろあれなんだよありえないだろ……。)

視聴の感想は畳んでおきます。

結論:
Bobが見所な気がする。
しかしwar fear songはどこへ消えた。
(Seanのtwitterによると、Over the Hillがそれらしい。)
とにかくジャケットが難だ。
でも絶対いいCDになる。


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わたしはこっちの並び順の方が好き。
完全なる一連のストーリーになってるから。
Good Peopleで終われたら、さ迷った末にようやく見つけることになるから。
岸にあるべき安全を。安寧を。
Folkという場所を。
外に出ようとしたきっかけ。音楽を聴くことになった原因。
ことの始まり。すべての根源。一年前に彼らに会った。
Captain Kiddで目があって、Sea of No Caresで振り返る、Donkey Ridingで追いかけた。
彼らは歩幅が広くて歩いてもあるいても届かなくて、走ったら転びそうになった。
こんなにしんどい片思いは初めてなのでいつまで続くかわからない、
けど振り向いてくれなくていいから気が楽で、特別なファンになりたい訳じゃない。
そこそこOKPに出没してサイトで訳出やって、冬の企画に参加する。それでいい。
世界中にいる大勢のファンのうちのひとり。そうがいい。

でももし勇気を出して海を越えてライブに行けたとき。
不安でひとりで不審者みたいにきょろきょろしながら席を探す、
曖昧な顔しながらお隣の方と二言三言お話をする。
それで出待ちして不器用な英語を話したら、みんなにするみたいに抱きしめて欲しい。
ようこそ、って言って欲しい。
ようこそカナダへ、ようこそ音楽へ、そう言って欲しい。
全く無知なまま歩き出した一歩を後戻りせずに続けた結果だから。
むぎのとききたる

読めなかった……「ばくしゅう」じゃないのね。
麦秋は麦の刈り入れ時のこと。初夏を指す。
金色のぴんとした穂を刈る、切りそろった茎が残る。
あれを踏んだら気持ちいいだろうと、いつも思う。
ふくふくした畑の土、きりっと立ったざく切りの茎。踏んだ瞬間足が沈む感覚が想像できる。
ここで「秋」という漢字が出るのは、この字が「収穫」を意味するため。
(fallの使い方と似ていますね、季節そのものでなくてそれを代表する事象を表す。)
そして「とき」という使い方は主要な出来事を指す場合に用いるそうです。
命に関わる文字ですね。
「縮む」という意味も持つそうで、刈り取られた残りに重きを置いている気がします。
それちょっといいと思いませんか。
実益としての実りではなくて、それを産み出したそのものの本体を意味する。

こういうとき、白川静の本を読みたいと思う。
盗まれた手紙//E.A.Poe、 富士川義之 訳/国書刊行会

「バベルの図書館」というシリーズ。長細い本です。お洒落。
表題作他「ビンの中の手記」「ヴァルドマル氏の病症の真相」「群衆の人」「落し穴と振り子」を収録。
「手記」は「メイルシュトロームの旋回」と似た構造。段取りから書き方から。
しかし圧巻は「落し穴」。もう、いかにもPoe、という感じ。
振り子が迫るその緊迫感、息もつけない一瞬ごと、永遠に続く恐怖。
息を詰めてまるでその光景を見る、あるいは体験する。頭の中で組み立てる。違う、本当に見える。
あの鋼の容赦ない冷たさ、鋭さ、匂い、それさえわかる。
そしてラスト。ここが素晴らしい。ゴヤの某絵画を連想しました。
「アモンティラードの酒樽」系の恐怖かなぁ、と思う。
緻密な静寂、積み重なる最終予告、慈悲のない手段。
なにしろこの描写力! とくとご覧じん。
ぜひ原書で読みたい逸品でした。
NLの商業的功績記念

Seanがいない理由は不明ですが……
ここ最近ブログがちっとも更新されないことと関係するのかしら。
BTRさんのところに行くとかなりの量の、写真があります。
動画もひとつあったかと。
記事へのリンクはこちら
Here's Coming!!!












待ってたよ!
待ってた!!!
手が震える。
Safe Upon the Shoreが、いい。
コーラス。コーラス。久しぶりだ。こういうシャンティ。
だからNothing But a Songが綺麗すぎるとか文句は言わない。
だってライブではあんなにかっこよかったんだもの。
それでHit the Ground and Runが期待を裏切らない。
これは最高だ。
やられた。Company of Foolsと、Dance Danceを併せた感じ。
キーボードの音が愉快すぎる。
まろんで走る感じがすごく、コメディで。
頭が動かない。
またあとでちゃんと書こう。
(そういえば金管楽器入ってないですねここには。)

追って来週には新しい情報が来るとのこと。
ハロウィーンがやってきた//Ray Bradbury, 伊藤典夫 訳/晶文社

子ども向けの長編。長編というか、長さとしては中編かな……。
8人の子どもと駆け巡る、ハロウィンという夜の物語。
その起源、由来、意味、そしてイメージを宣言する、救出劇というか決闘というか。
通奏低音は死との戦い。時間との争い。
少年という軽やかで脆い存在を、長い時間の旅の中で形を整える、感性を研ぐ。
夜を、闇を、死を、切り取って燃やし尽くす痛みを、鮮やかに書き取った小説。
挿し絵がまた絶妙でした。

わたしが好きなのは、ジャコランタンの灯りがひとつずつ消えるところ。
『たんぽぽのお酒』と同じように、夜を迎え入れることを知ってしまうところ。
まるで永遠みたいには生きられないと知って、それを受け入れるところ。
この「受け入れる」という点で『ハロウィン』は『たんぽぽ』に勝る。
そして相変わらず「生きる」瞬間への転換がとても鮮明。
べにばなさかう

紅花。朝露のイメージ。
実物を見たことはないんですが、映画「思ひ出ぽろぽろ」に出てきたのを覚えています。
アザミに似た花を、ふと思い立って手で摘み取ろうとして、刺さる。そういうシーン。
鮮やかなオレンジ色で、あれが紅と呼ばれる赤になるなんてちょっと信じがたかった。


一週間遅れですが見つけたので。
かなり前にJUNOの動画をアップしたと思いますが、それの公式動画。
髭はアリ派とナシ派で結構分かれるのだけれどわたしはない方が良い派で、
…………あると老けて見える気がしませんか?
Lyndaは好きみたいだけど。(しかしLyndaがなんだというのだ。)
16分超える動画なのでどうぞ時間のある時に。
//五木寛之/新潮新書287

とんでもない本を読んでしまった。
作家、もしくは文筆家というのは明らかに創造的な人びとで、
わたしはできればそうなりたいと思いながら同じ生き方をするのは難しいと知っている。
なのに、そういう不安定な生き方を肯定する言葉にどうしても惹かれてしまって、
じゃあやっぱりこれでいいじゃん、と思ってしまう。
よくない。特に今は。
山窩に憧れる、と書かれているところで、わたしもローバーに憧れてる!
などと共感してどうなるのかというものです。
(どちらも、さすらい人という意味です。)

その話はさておき。
内容は諦めること(仏教でいう諦念)のすすめ、という感じ。
割と実践していることなのでその大部分として読む必要なかったかなぁと思いましたが、
下山の話は興味深かった。あと麦の話。
登った山は降りなきゃならないから、それをきれいに降りること。
50になったら、溜めてきた世間の灰汁を少しずつ落としながら死に向かって備える。
生きていることそれだけで膨大なエネルギー(1日1200キロくらい?)と
水(2リットルでしたっけ?)を消費するわけで、
それだけで大変なことだと感謝すること。
生きている目的なんておそらくなくて(Schopenhauerもそう言ってた)、
生まれて生きて死ぬことが人生の目的だということ。
それに付加価値を見いだそうとするから生きることに失敗して自分や他人を殺すことになる。

達観したらそう言えるかもしらん。
まだ生き始めたばかりの人間には身を持ってそれを言い切ることはできない。
50歳になったらまた読もう。
猫のパジャマ//Ray Bradbury, 中村融 訳/河出書房新社

耳ついてるんですよこの本。
装丁がとても素敵なので、本屋でお見かけした際は是非とも開いてみてください。
短編集。40年代後半と、03年頃の作品中心。

ちょっと妙な感じしたな。なにがおかしいのか判らないけど。訳の問題? まさか!
彼特有の、文体を味わわせる箇所が少なく思えた。
リズム感とか、穏やかに光を反射させて崩れる感じが。
けどストーリーで引っ張るのはさすがですよ。ねぇ。
夜をそうっと箱に閉じ込めるような。あれは。覚えている。そういう感覚。
お気に入りは「おれの敵はみんな死んだ」と、カジノの話。
姉は「用心深い男の死」がいいと言っていた。
彼女は星新一みたいな本が好きなので好きになるかもしれないと思ったけれど。
本の趣味は難しいね。
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自己紹介:
歴史(独愛蘇)と旅行が好き。
好きな作家
:いしいしんじ、江國香織、梨木香歩、藤沢周平、福井晴敏、
Christian Gailly、Ray Bradbury、Edgar Allan Poe、Oscar Wilde
好きな画家
:William Turner、Jacob van Ruisdeal、いせひでこ、いわさきちひろ
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