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Great Big Seaに関する雑談、その他音楽、あるいはただの読書日記

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無事、届きました。
長いながい待ち時間でした。
思わず配達員の方にお礼言ったぐらい。

明日か明後日にDiscographyを更新します。

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Bob's Journeys
Alan's From the Road
サボっていて申し訳ない。更新されています。

Bobについては、去年の夏のライブだったかしら。
SeanがそんなネタをBobに振って、Bobは休日を増やす、とのたまう。
そしたらにやっと笑って、You'll get my vote、Seanったら仰った。
今度はそんなおちゃらけた提案ではない(ような気がする)。
マニフェストは2つ。
1、景観の改善:重苦しい建物とコンクリートを取っ払う。
2、公園の開放:芝生の立ち入り禁止を取りやめる。
……いいじゃありませんか?
ねえ、いいと思いますよ。
これぐらいの視線がちょうどいい。
だって、この政策の目的はとても明確だ。

Alan……きみ愛されてる。
未成年なのにお酒飲んで警察で聴取を受けたという話に始まる。
パブでペプシを注文したら代わりにギネスが出てきたという話。
ここまでは個人的に良かった。
てめぇこのやろうと思ったのはこの後だ。
わたしはAlanの俳優業にはまるで興味がないのです。
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白鯨(下)//Harman Melville、高橋勝治 訳/旺文社文庫

ようやく読了と相成りました。
昨日読み終わったのですが、また感想書きそびれていました。
OKPには自慢してきたのですよ、読み終わったことを。
……嫌がられるだろうなぁ。

忍耐の要る、緊張を強いる1冊です。
なにしろそうでないと内容に頭が追いつけない。読み過ごしてしまう。
でも少しどころかかなり冗長な内容ですね。
上巻の感想のときも書いたかと思いますが、知識量が半端じゃない。
でもそれ要らないだろ、っていうね。

けれど描写が細かくて、厳密で美しく想像力を煽り立てる。
さあこの海の偉大さを、美しさを恐ろしさを想像できるものならしてみたまえと挑発する。
経験して体験して感動したMelvilleだから書ける方法で。
その描写に心奪われてしまって、最後少しあっけなかったかなと思います。
それはもっと重厚感溢れる書き口で語ってくれよ重要だろ、
と思ったのですが、逆にこのシーンを軽くあっさりと書くことで
視点の限定を図っているような気もしないではないです。
人なんてあっけないもので、(メタファーとしての)白鯨はそれを自在にさえさせる。
雄大な海は世紀の終わりから初めまでそこにあるけれど、人間は違う。
これが一貫した姿勢でした、ね。
あとは幾分ハムレットを彷彿とさせました。あの語り! 冗長!!

構成に感しては絶賛を送りたい。
棺に始まり棺に終わる。この環形は輪廻の思想もあると思います。
あるいは始まりの棺は(暗く閉ざされたという意味で)子宮を指し、
(イシュメールとクィーケッグはだからこそシャム双生児になれる、)
終わりの棺はそのものずばり死を象徴するのではないでしょうか。
そして「孤児」として生まれ直す。
完全なる一貫性。
いつかまた読み返そう。
次読むときは知識如何は全て飛ばす。でないとパンクするから。


蛇足!
最後の棺を読んで最初に思ったのは「メイルシュトロームの旋回」(E.A.Poe)ですが、
次に思ったのはOne Pieceでした。
ルフィは常々「非人間的」と描かれますが、
あいつ最初死んでたんですね、そりゃ死ぬこと怖くないよ。
//安野光雅、藤原正彦//ちくまプリマー新書027

安野さんというと、素朴で柔らかい絵を思います。
細いけれど明確な線も、淡くて確かな色使いも、優しい。
藤原さんは1冊読めば彼の言いたいことが全部書いてあるのでいいでしょう。
とりあえず鴎外の『即興詩人』は読もうと思います。

安野さんが最後に言うのですが、弟に嘘をつく話。
これが、前述のBradburyに繋がります。「火の柱」
停電したとたんに遭難したと思い込んだ遊びを始める。
暗さの中で、見えないのをいいことに好き勝手に想像していく。
で、本気になって遊んでるのに電気が点くと魔法が解けてしまう。
これはね、そんなのあるわけないと思った人の敗けですよ。
頭の中はどこまでも自由ですもの。

Songwriters.
Jeen、悪いけどわたし行儀悪い女って苦手なの。
でもJeenにわざわざいちゃもんつけてる訳じゃないのよ一応。
Bobの所在無さにきゅんきゅんする。あの人かわいいなぁもう。
アットホームな、和気藹々とした、Good Peopleが最後に聴けます。
あとはなんかみんな歌ってるけどまるでわからない曲。
Bobのツイッタにきゅんときた。
これは……きゅんときたよ…………。
Back home with a lawn to be mowed, dry cleaning to pick up, and bills to pay.
No one cares about the new album. I feel like Clark Kent.

(家に帰って、芝を刈ってクリーニング取りに行って支払いをして。
 家族は誰もCDのことを口にしない。クラーク・ケントみたいな気分だ。)
クラーク・ケントというのはスーパーマンの地球名だそうです。
Wiki先生によると、同僚に「大男のくせにやや猫背で
話し方も低い声でぼそぼそ喋るきわめて地味な男」と評価されている。
クラークも記者なんだそうです。

思わず盛大に笑ったので、Bobにラブコールしておいた。
まだ届いてない旨も書いてしまったけど。
明日! 届く! 気がする!!
わたしにおけるGBS最愛のラブソング。
訳は以前したので省略します。
半分実話から作られた曲で、Seanの大叔父、Johnの物語。
特別注釈も要らない気がするのでさくさくっと好きな理由をば。

・音がシンプル。
 地盤をドラムがきちんと支えて、Seanの声がまっすぐ響く。
・歌詞がいい。
 簡単な言葉でこれだけの速度だから、ぴったりと詩に寄り添える。
・ドラムがぱたりと息を止める瞬間。
 この曲はここに全部があると信じてる。
 Krisライブで時々叩くけど、ない方がいいよ。
 この部分を訳したことからこの曲の訳が始まったのです。
 身に迫るじゃぁありませんか。
 うつろな心を抱えた老人が、ボストンの海沿いを独りで歩く。
 節くれだった強い手をぎゅっと握る、雲の厚い空、灰色の海。
 大切にしまいこんだ名前を、心の底で紐解いてそっと唱える。
 遠い海の向こうの、島国においてきてしまった名前を唱える。
 けれど海は渡らない。老人は立ち尽くして、そして家へ帰る。

なにがいいかって、この老人は家に帰れば妻がいる、ということ。
これが素晴らしい設定ですよ。
きっとゆっくり微笑んで、彼女は老人を出迎える。
老人も穏やかに笑って、彼女と二言三言話す。
Mollyのいない世界で。
遠い土地で。

ちなみにわたしはあの手紙は嘘なんだと思っています。
もうこれ以上待てません、というのは本当ではないと思っている。
女の現実主義に批判を呈しているのかもしれませんが、
(心は彼女の元にあっても体がボストンなのでね。なにしろ。)
会って話したいし、女はずるいから自分だけ待ちたくないのですよ。
なんだかヘミングウェイを彷彿とさせますね、'The Very Short Story'。
Seanはヘミングウェイ好きなんだと思ってるけれどどうなのかしら。
スはスペースのス//Ray Bradbury、一ノ瀬直二 訳//創元SF文庫

かなり前に読み終わった本で、感想も書かず白鯨と格闘しておりました。
好きなのは「孤独な散歩者」「別れも愉し」「泣き叫ぶ女の人」「市街電車」
そしてなにより「遠くて長いピクニック」。タイトルの訳がまず素敵。
『火星年代記』の最終章だということにはしばらくしてから気づいたのでした。
Bradburyが描くよその星への旅はわりと大航海時代的だと思う。
例えばWellsの『宇宙戦争』が帝国主義的、侵略目的なのに対して
Bradburyは植民目的なのですね、相手から搾取しようとはまるで思っていない。
そこに住んで生きるということが第一義なので住んでいる人よりも土地が大事。
そしてそこにうまれる、現地人と到着者との抗争を巧みに描く。
今回で言えば「ゼロ・アワー」、「浅黒い顔、金色の目」はその次の段階。
それから想像力を絶対的支持し、過度な発明を忌避する。「飛行具」なんかまさに。
これはちょうどダイナマイトと原子爆弾に当てはまることですよね。
どちらも悪用のために作ったのではないということ。
ヒューマニストの、ヒューマニストたる短編集。
歌詞の訳は今回からやめておきます。わたしは不当に待ちすぎている。
20日に届くのかな、LfBEが18日に発送、25日に到着ということは。
13日に届いている方がいらっしゃるということは12日に発送処理は終わっていて、
それで12日のちょうど一週間後は、きみ、海の日だよ。
消えろハッピーマンディ! 子どもしか幸せにならない!!
子どもにしたって月曜の授業ばかりなくなるから大変だよ。
大体言葉と物事の意味をなくすなんて、形骸化だ、そんなの本物じゃない。
このくにはまるでうそでできている。Lies built the country.

さてさて、歌詞解釈ですが、これは結構物議を醸すトラッドだったりする。
General Taylorとは、米国12代大統領Zachary Taylor。
1849年の3月5日から在任、1850年7月9日まで。
職業軍人で、米英戦争(1812-1815)、
デトロイト付近での先住民との戦争(1832)、
フロリダの先住民との戦争(1835-1842)
と戦績を挙げ、昇進を重ねて米墨(メキシコ)戦争での勝利の指揮者となる。
彼は墨から奪ったカリフォルニア州(奴隷州)を自由州にしようとするも反対され、
南部に対して武力鎮圧も辞さないという姿勢を立てる。
1850年7月4日、式典参加後に体調不良、9日に死去。

"Stormy"というのはこのTaylorの愛称というのが最有力説で、
「老暴れん坊」と呼ばれた彼には当てはまると思います。
そしてJohnは在任中の国務長官John Middleton Claytonのことでしょう。
連邦上院議員職を、Taylorからの国務長官職のオファーによって辞職。
そして国務長官の職はTaylorの死亡と同時に辞任。

golden chainは、すみませんわからなかった……。
Taylorが監督教会なので、それに関係あるのかと思いましたが突き止められず、
そもそも花なのか金属なのかもわからないのです……。
でもおそらく金属で、名前を彫ってあるんですよ。
これが、天へ昇るときの梯子の代わりになる、という解釈でしょうか。
暫定! OKPで訊きましょうかね?
でもなんかそういうことまるで知らないのが全く悔しいのよ本当は。
たかすなわちわざをならう

幼い鷹が飛び方を習い始める、ということ。
鷹についてなにか語れるか考えてみたけど、わたし猛禽類苦手でして、
あの鋭い狩人の目と嘴、不遜なほど発達した両翼が怖いのです。
いやまぁカッコいいんですけれど。
ぐっと太い首、風を切る速さ、翼の広さ、力強い羽ばたき。カッコいい。
でも怖い。目をえぐられそう。
鳥で好きなのはカラス。濡れ羽色! かっこいい!
あとカモメですね、海! ヘミングウェイ!

あ、藤沢周平の短編に鷹狩りの世話をする男の話がありましたよね。
『竹光始末』か『霜の朝』のどちらかに収録されていたと思いますけれど。
あの、這いつくばった地面の感触、土の匂い、緑の濃さ、静けさ、音、世界。
全部がわかるような筆致。大好き。

ハーモニカの音がセクシー(最近お気に入りの形容詞)。
Alanの乙女結い可愛い!
しかしなぜハーフアップなのでしょう。
わたしは完全に上げる方が縛りやすいと思うのよ。
くすぐったいのかな、ただのおしゃれなのかな。
Krisなに持ってんだろう。biotechnology?(なんか培養してるの?)
「カメラに映って」。全くだ。ほんとに。あわよくば笑って。
F'sFでもCMTのwebiでも思ったけど、Seanは目を映すの好きだよね。
公式の写真なんか見ると、きれいに染まったブルー。
Sea of No Caresのブックレット、Bobの目がきれいなのが印象的で、
あれほどの鮮烈さはないのだけれど、Seanの目もきれい。
ただね、少し暗いよね、角度の関係?
あとは試験的なGood Peopleを聴くことができます。
これを聴いてあまりにも素敵だったのでF'sFを買ったのでした。
特に3番の歌詞が胸を打った、ずるいと思った。
骨は海へ流してください、故郷へ流れ着くように。
最初、「海」が「my spirit can be free」な場所だと思ってました。
それは余計にずるいと思った。

 メリーアン号に乗って抜け出した極貧生活
 氷の上に乗り上げたときには歩いて渡った
 カーボンイヤーの岸辺に命だけ持ってやってきた
 またロンドンの明かりを見る確証もないのに
 イングランドの岸から遠く、子どもや妻から遠く離れて
 ニューファンドランドに広げたこの手
 身を切るような風の吹く地で、生まれ育った土地から離れて
 夢を追って魚を捕らえて、岩場も苦難も乗り越えて
 波の上で日々を過ごし
 潮風に傷められた肌で何週間も太陽を待つ
 空が圧し掛かって泣けもしない
 神を恐れては魚を呪い、波を越えては叫びを上げる
 海を越えられるように、女神の加護がありますように
 ちゃんと働いて生きていきます海のように広い心で
 そしてお迎えの日が来たのなら、どうぞ埋葬なんてしないで
 骨は海へ流してください、故郷へ流れ着くように
 そこでようやく自由になれるから

完全な叙事詩であり抒情詩、だと思いませんか。(訳が悪い。)
歌詞はSeanが、シャーロットに出向いたときに書いたもの。
もう二度と家族に会えないんじゃないかと打ちのめされた結果。
Englandというのは彼の家族のことだと、彼自身が仰っていました。
Sean以外の誰にも歌えない曲でしょう。
 Tishialukに住む女の子は器量も良くて働き者。
 でも僕はRaeおばさんの娘と結婚させられる。
 それを望んでなくて、Tishialukの女の子と結婚したい。

Tishialukはライナーノーツによれば、Rigoletという街の近く。
今はもうない街ということ。Google mapsにヒットしない。
明るくて賑やかな曲調の中での悲しみは、
1曲目のホイッスルの不気味な音に呼応するみたいな感じ。
CTV
CTV.ca、動画
Alanが出だしにキャスターの方にご挨拶して、
「今日ずっとここにいていいわよ」みたいなことを言われた後に
「じゃあCANADA PMにしてこの番組続けようよ」などとSeanが言う。
絶好調な方々です。
インタビューが3分弱。
ライブ映像は入っておりません残念ながら!
結局自分たちはカナダのバンドだからね。
仰るとおりだね。

F'sFのときもありましたね、同じような番組が。
お料理とライブレポート。
あぁさすがだなぁLynda……だれも真似できないよ。
しかしBob格好良すぎるだろう。
ナイフ捌きがお手の物なんだそうです。いい夫だ。

Alanが髭剃ってたよって掲示板で仰ってた方がいらしたので、
いやぁ実に楽しみでした、髭なしにお会いできるのが。
ところで、AlanとKrisの服が被ってるのが気になる。
そしてきみらこの季節にチェックはねぇよ……。
(Krisがボタンのある服着るの珍しくない?)
Seanが明るいグレイの上着着てるのすごく好きなんですよねぇ。
しかし今回はあれだ、どこぞのチンピラみたいだ。
Bobが相変わらずの黒服で。ちぇ。
日差しの眩しい動画でした。
ライブ動画ないのかしら。Frosty?
動画がだんだん好みになる。
BobがNBaSに出してたフィドルの短音がいいなぁと思う。
NBaSのアップライトバス素敵!(良く聴いたら入ってますね、音。)
チェンバロの前に座ってるSean可愛いじゃありませんか。
Alanのピアノの謎が解明された。Don't Wanna Go Home。
そして相変わらずだ。でもピアノ弾きたいんだろうな。
すごく楽しそうに弾くのね、ピアノをね。
そしてメロディオンとか懐かしいじゃございませんか!
クレジットでその名前を見たときに「まっさかぁ」なんて思ったけど、
そうか肺活量とその楽器の可能性の問題なのね。


Tosh tells new story
Paul Lamb(Krisがよく一緒にライブする方)と書いたGood Peopleについて。

(わたしにとっては)前回より見ていて楽しい動画でした。

楽器置き場に驚愕。
bass dude, with a new computer. に笑った。
しかし弦楽器の数半端じゃないな……。

timbrelと聞こえる楽器。(洗濯板か?)
久しぶりに楽器の音に感動しました。
バウローンを初めて聴いたときと似た感動です。
最後みんなでSafe Upon the Shoreのコーラス練習してますね。
つられそうな並び方だなぁ。
と思ったそばからつられてら。
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歴史(独愛蘇)と旅行が好き。
好きな作家
:いしいしんじ、江國香織、梨木香歩、藤沢周平、福井晴敏、
Christian Gailly、Ray Bradbury、Edgar Allan Poe、Oscar Wilde
好きな画家
:William Turner、Jacob van Ruisdeal、いせひでこ、いわさきちひろ
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