Great Big Seaに関する雑談、その他音楽、あるいはただの読書日記
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
コーラスがなによりカッコいい。4人の声。飾り気のない声。
バウローンが支えて、堅実に重ねた音。
Seanのメインが柔らかくていい。柔らかいのに確実だからいい。
コーラスでAlanの声も聞こえるのだけど、あの癖のある声が不安定に聞こえる。
不安定で弱くて浮いて聞こえる。Darrellがうまく掬っているから余計。
それで吹き過ぎるホィッスルが切り裂く風を思わせる。
この曲は大地であり海であり空である。
さて歌詞を少し。
2人の軍曹がニューファンドランドにやってきて、徴兵をする。
500人の男が志願して、フローリゼル号で渡った大西洋。
降り立ったスーヴラの砂の上、ガリポリは血の海だった。
7月1日、英政府からのお達しで、第一線に立った兵士たち。
死ぬ覚悟をした翌朝の、点呼に応えたのは一握り。
ウォーター・ストリートの石工は今でも泣くのだ。
男盛りの若者たちが戦いに出向いたその日を思って。
王の言葉をただ一言聴きたくて、1,000の人が亡くなった。
山の向こう、海の向こうへ
勇敢なニューファンドランド人よ、いざ行かん
フランドルでガリポリで、その功名を挙げよ
さあ志願せよ、ともに行こう と。
Blue Puttees、というのは、ニューファンドランドの連隊のことだそうです。
青い巻きゲートルが軍服だったんでしょう、と推測するしかない。
この話は生き残りの方のお孫さんが書いた
Memoirs of the Blue Putteeに詳しいかと思います。
第一次世界大戦・ソンム戦線の話、とまとめてしまっていいのかな。
ソンムというのは両大戦でどちらも激戦区だった西部戦線です。
Beaumont-Hamelにニューファンドランド連隊の記念碑があるそうで。
このページによれば、連隊はガリポリの戦いを戦って、
そのままソンムに向かえとロンドンからのお達しが出る。
激戦区に送り込まれるのはいつだって、本国の人間じゃないんですよ。
あ、tipをもうひとつ。
4人が卒業した大学は、この戦いの日にちなんで建てられたそうです。
(大学はWater Streetにあるということです。)
歌いたくてしょうがなかった曲、だろうなぁ。
そう。昔からのファンは、こういうのに惹かれたんだなぁと、わかる。
この曲はかなり彼らを表していると思います。
特有の楽器、安定した演奏、剥き出しの音、無防備な拡がり。
重なる深い声の響き、トラッドであるということ。
彼らの根付いた大地にいるということ。
いままたこんな曲出されたら惚れ直す。絶対。
頼りないほど素直で素朴な、まるで無垢な音。
二度とないとわかっているからこの曲に恋するのですけれど。
バウローンが支えて、堅実に重ねた音。
Seanのメインが柔らかくていい。柔らかいのに確実だからいい。
コーラスでAlanの声も聞こえるのだけど、あの癖のある声が不安定に聞こえる。
不安定で弱くて浮いて聞こえる。Darrellがうまく掬っているから余計。
それで吹き過ぎるホィッスルが切り裂く風を思わせる。
この曲は大地であり海であり空である。
さて歌詞を少し。
2人の軍曹がニューファンドランドにやってきて、徴兵をする。
500人の男が志願して、フローリゼル号で渡った大西洋。
降り立ったスーヴラの砂の上、ガリポリは血の海だった。
7月1日、英政府からのお達しで、第一線に立った兵士たち。
死ぬ覚悟をした翌朝の、点呼に応えたのは一握り。
ウォーター・ストリートの石工は今でも泣くのだ。
男盛りの若者たちが戦いに出向いたその日を思って。
王の言葉をただ一言聴きたくて、1,000の人が亡くなった。
山の向こう、海の向こうへ
勇敢なニューファンドランド人よ、いざ行かん
フランドルでガリポリで、その功名を挙げよ
さあ志願せよ、ともに行こう と。
Blue Puttees、というのは、ニューファンドランドの連隊のことだそうです。
青い巻きゲートルが軍服だったんでしょう、と推測するしかない。
この話は生き残りの方のお孫さんが書いた
Memoirs of the Blue Putteeに詳しいかと思います。
第一次世界大戦・ソンム戦線の話、とまとめてしまっていいのかな。
ソンムというのは両大戦でどちらも激戦区だった西部戦線です。
Beaumont-Hamelにニューファンドランド連隊の記念碑があるそうで。
このページによれば、連隊はガリポリの戦いを戦って、
そのままソンムに向かえとロンドンからのお達しが出る。
激戦区に送り込まれるのはいつだって、本国の人間じゃないんですよ。
あ、tipをもうひとつ。
4人が卒業した大学は、この戦いの日にちなんで建てられたそうです。
(大学はWater Streetにあるということです。)
歌いたくてしょうがなかった曲、だろうなぁ。
そう。昔からのファンは、こういうのに惹かれたんだなぁと、わかる。
この曲はかなり彼らを表していると思います。
特有の楽器、安定した演奏、剥き出しの音、無防備な拡がり。
重なる深い声の響き、トラッドであるということ。
彼らの根付いた大地にいるということ。
いままたこんな曲出されたら惚れ直す。絶対。
頼りないほど素直で素朴な、まるで無垢な音。
二度とないとわかっているからこの曲に恋するのですけれど。
PR
この記事にコメントする
Search
サイト内検索
Calender
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
Category
News
(10/29)
(12/09)
(10/22)
(10/14)
(10/06)
(09/22)
(09/05)
(07/29)
(07/21)
(05/28)
Archive
Link
profile
HN:あず/relieur
HP:SailingDay
性別:女性
自己紹介:
歴史(独愛蘇)と旅行が好き。
好きな作家
:いしいしんじ、江國香織、梨木香歩、藤沢周平、福井晴敏、
Christian Gailly、Ray Bradbury、Edgar Allan Poe、Oscar Wilde
好きな画家
:William Turner、Jacob van Ruisdeal、いせひでこ、いわさきちひろ
全力でGBSを応援中
twitter
好きな作家
:いしいしんじ、江國香織、梨木香歩、藤沢周平、福井晴敏、
Christian Gailly、Ray Bradbury、Edgar Allan Poe、Oscar Wilde
好きな画家
:William Turner、Jacob van Ruisdeal、いせひでこ、いわさきちひろ
全力でGBSを応援中
P R