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Great Big Seaに関する雑談、その他音楽、あるいはただの読書日記

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海の音がささやかに続く。
ゆるく、ぼうっと汽笛みたいに低い音。
バウローンの打つリズム、桟橋を叩く波の音。
波止場のうらびれたアコーディオンの、導く語り手震わす空気。
そういうイメージ。
出だしが大層好きなのです。1分弱続く波の音。
greatと銘打つくせに控えめで、bigと気取るには幼い音。
そして疑いようもない海が、確かにそこにある。
海は繋がっていて、どこかにいつかたどり着くだろう、
それがどこであろうと目的地であることに違いはない。
そのイメージで歌詞を見ましたので切羽詰った感じがなくて、
白黒写真が淡々と語るような記録映画のようになってしまった。

 津波がロングビーチを襲った
 グラニーは言葉も出なかった
 津波が港に襲い掛かった
 キーオーの店に襲い掛かった
 お母さんずだ袋をくれないか
 ビーズやボタンをつけて担ぐんだ
 ブーツは壊れてコートも破れた
 でもグラニーに恋してる
 魚もいないし小麦粉も高くて
 グラニーは歓待ができない
 けど秋までにはなんとかなるだろう
 ならなきゃそれまで、船に乗るだけさ
 懐かしいカナイユへ出るだけさ

固有名詞について少し。
ロングビーチ(Long Beach)は南西の湾のこと。
グラニー・スヌークス(Granny Snooks)は人名。
カナイユ(Canaille)は南フランス、マルセイユのそば。
Great Big Sea、というのは、津波(tidal wave)のことですね。
トラッドと結構違うみたいですが、果たして。

goneという単語は、完了の時制としては経験を表せない。
行ってしまって帰ってきていない、これがgoneの意味。
素敵だと思いませんか。
偉大なる大海原に駆り出して、未だに帰ってこられていないのです。
それが1stアルバムのトップバッター。
今はもう家庭に「帰って」しまった、Darrellの伸びやかな歌唱力をご堪能あれ。
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性別:女性
自己紹介:
歴史(独愛蘇)と旅行が好き。
好きな作家
:いしいしんじ、江國香織、梨木香歩、藤沢周平、福井晴敏、
Christian Gailly、Ray Bradbury、Edgar Allan Poe、Oscar Wilde
好きな画家
:William Turner、Jacob van Ruisdeal、いせひでこ、いわさきちひろ
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