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Great Big Seaに関する雑談、その他音楽、あるいはただの読書日記

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19世紀初頭に第一回の(英からの?)独立を祝った曲。
その船乗りの勇気と強さを高らかに歌い上げるトラッド。
drinking-songと思っていたので、歌詞を見て驚きました。
あら、こんな歌だったのね、という。
生真面目な船乗り(!)のジャックの話。
ひとつのストーリーになっていて、こんな話。

 裕福で真面目な船乗りのJ.H.に妻はいない。
 でも女っ気がないわけでは決してない、時々遊ぶぐらいの人。
 帰港途中に嵐に巻き込まれて、船から一掃された乗組員。
 みんな激しく岩にぶつけられて、自分が死ぬことを疑わない。
 海神は船乗りたちを殺そうとしたけれど神が風を宥めた。
 そうして生き残った、船乗りで縫帆手のばくち打ち、酒席の主役J.H.。

ネプチューン(海神)がsparを2つ切り落とす、と書かれているのだけれど、
ここがどうも気になる。
sparは海事としては帆桁、帆柱なんかの意味なんですって。
ただ、ケルトの神話でネフタンの項。
井戸の神でその井戸から水をくみ出そうとすると眼をやられる。
妻のボアンドは井戸の周りを回って大腿、手、眼と切り落とされる。
(詳しくはwikipedia参照。)
だからここでのsparは、失明を表しているのではないかなと思う。
そして文学的に言えば、失明は去勢の象徴です。
sparがね、だから、陰茎の意味を持っているんじゃないかな、とか。
そしてこのボアンドは溺死してしまうのだけれど、
J.K.が生き残るのはこの場合その対として考えてしまう。

駆けるアコーディオンがメインだと信じて疑っておりません。
最後でAlanが、アルバム版では囁くんですね。Jack Hinks。
ライブで声高に叫ぶのも好きですが、囁く方が好きかもしれない。
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好きな画家
:William Turner、Jacob van Ruisdeal、いせひでこ、いわさきちひろ
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