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Great Big Seaに関する雑談、その他音楽、あるいはただの読書日記

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七十二候。二十四節気では啓蟄。
生憎の雨なのでもしかしたら虫も顔を出すのを拒んでいるかも知れません。
昨日は晴れていいお天気だったので梅を見に出かけました。
小学生のころ「梅の花とてんとう虫」というお話が教科書にありました。
1日暖かくなった日に出てきてたてんとう虫だけれど翌日がとても寒くて、
それを梅の花に助けてもらうお話だった気がします。
今日の冷たい雨に梅の花が落ちるのだと思うと残念極まる。
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//早坂隆/中公新書ラクレ164

ラクレ202、309には日本人ジョーク集があります。
去年の5月頃にやっぱり世界のジョーク集読んだ気がして日記読み返したけど、
記載漏れのようでタイトルも出版社も謎。
わかり次第追記予定。

ジョークの背景にある歴史や状況を示してくれるので理解しやすい。
かの国の脆弱さ・欺瞞をひとつずつ押して確認していくみたいな感じ。

銃社会と宗教ではいくぶん考えさせられます。それでこそ合衆国だから。
与えられる自由というのは、責任を伴うものでなければならない。
銃を持つ自由というのは、撃たれる責任が伴う。
その責任を無視してただ持つことは許されないし、持つからには使う場面を想定する。
丸腰が一番安全なはずなんです。警戒されないし、先制攻撃されないから。
(ところで真珠湾は米国の情報操作で奇襲となったと聞いたことあるけど本当かしら。)
丸腰の人を襲うなんていうのはそもそも卑怯なことで、
字を見て解るようにこれはとても卑しいことです。弱い人のすることです。
自分の弱さを否定するために武装して強がる、人を脅かして自分の安寧を得る。
本当に自立できる人はそんなことしない。
それがわからないなんて、想像力がないとしか思えない。
やられて嫌なことはしないという原則ですよ。社会的なルールです。
大国なんだから単独行動は慎んでリーダーシップを発揮していただきたい。

というか、「戦争を終わらせるための戦争」とか「犯罪を犯す自由」とか、
詭弁に過ぎるというか前者は血で血を洗うと同義というか。
発想が自由過ぎてついていけない。
それは自由でなくて自分勝手と呼ぶのだとはやく気づけばいいのに。
他人を信用できないからきっと神を信じるんですね。そしたら救われると思ってる。
日本人は彼らに、人を信用しても救われることがあると教えることができるのでは。
隣人は敵ではないと教えることが。
カメラでメガネなウサギ小屋の仕事好きな住人は、
海一つ挟んだわがままで無責任な欺瞞に満ちた楽天家と、どう向き合えばいいのか。
スーパーパワーを誇る国は、きっとこんなジョーク集くらい笑い飛ばせる大らかさがある。
でも、反面教師として受け取って、笑われない努力をする向上心を養ってくれたらいいのに。

自分の民族を誇るというのは一番低級な誇りだと、ショーペンハウエルが仰った。
自分が合衆国民だと胸を張って言うには、
その国籍を勝ち得た個人的な経歴を持った場合のみだということ。
胸を張って言いたいような国籍かどうかは置いておくけど。
そもそも自由ってなんぞや。
勝ち取ってこそ意味のある概念ていうのは、押しつけられたら決して理解できないのに。

妙に長い!(笑)
エクリチュールの零度//Roland Barthes、森本和夫、林好雄 訳注/ちくま学芸文庫ハ9-4

ものすごく頭使う本なので、心してどうぞ。
こういう本て最後に、(程度の差こそあれ)「自分など存在しない」と言う。Lacan。
多分に勘違いか理解不足しているのでしっちゃかめっちゃかですが、
JoyceのFinnegans Wakeなら零度と呼べるのではないのでしょうか。
あらゆる言語、言語体、語りから脱却した例として思いつくのがそれだけですけれど。
あれがJoyceの文体だと言われたらそれまでだけれども。
いや、Joyceの文体ならDublinersみたいなのだ、と言いたい。
あの贅肉のなさゆえにざわざわと思わせる不思議な文体。

訳注の後にMaurice Blanchotの『来るべき書物』からの抜粋あり。
こちらを先に読むときっと本文が読みやすいのでは。
ところでそこには、言語体と文体は自分では選ばないと書かれています。
確かに言語体はわたしの生まれ環境に拠るために選べないとしても、
わたしは自分の文体を選んだのではなかったかと思って2度読んで、ようやくわかった。
選び取ったつもりの文体はわたしによって選ばれざるをえなかった文体で、
個人的な経緯に即して書く方法を選んだのだということで、わたしとしては選んでいない。
この本読んで理解できたのはそこだけです。
一個でもわかるところがあってよかったよほんとに。
//尾田栄一郎/集英社

初版発行300万部! おめでとう!
ハリー・ポッターの『不死鳥の騎士団』が初版290万部、それを大きく塗り替えて本日発売。

ワンピのポタとの類似点は、大人がかっこいいこと、
及び共生の意識(出身・人種・種族を含む)。
そして相違点は、軸としての完全悪が不在ということ。
主人公達は決して、自分たちを世界的な正義にしない。
今巻でドフラミンゴの述べるように、争いとは「勝てば官軍」なのです。
見方は人による、立ち位置による、だから戦い終わるまで正義になれない。正しくない。
正義を自認すれば適正を見失う、それを今巻で強く述べている気がします。
負けることができなくなって、戦い続けるしかなくなる、ということ。
しかし壮大な物語(あるいは歴史)ですね。
向かう収束が楽しみでならない。

そういえば、ポタもワンピも一番かっこいい大人は白ですね。
アルバスはラテン語の白、albi由来だろうし、白ひげはもうそのまま白い。
日本語の白には「治める」という意味もあるのだそうです。
英語はどうですか、アルビオン?(笑)
LFBEのボーナストラックその2。
最初聞いたときに、えぇっ、って思ったけど、聞き続けるとにやっとする。
WOTMのボーナス、Wandering Wayを聞いたときの感覚に似てる。
断片的に理解できる歌詞に、思わずうふふとなる。
レビュー書きたいけどまだちょっと書けるほど聞いてない。
ところで、Don't Cryでアコーディオンが聞こえないのわたしだけですか?
弦楽器ふたつの音しかわからないのだけど。
七十二候、月初めに春。
2月のカレンダーはなんだか見られる時間が短くて可哀想。
大抵バレンタインか澄んだ寒さの絵柄ですよね。
それで3月には綻んだ柔らかな絵柄。
わたしは壁掛けと卓上を使っているのだけど、概ねどちらもインテリアです。
そして今月はどちらも暖色とは言い切りづらいけれど優しい温かな色。

草木(そうもく)が纏った冬の気配を脱いで、蕾をそのまだ冷たい空気に触れさせる。
春を迎えるために。
//Ray Bradbury/Bantam Books、 The Grand Master Edition

邦題は『火星年代記』。ぴったり2週間掛かって、読了。
今まで読んだまともな英語の本(How To Win Friends & Influence People//Carnegie、Kipps//Wells)
と比べてページは少ないけど、初めて飽きずに読み通した本になります。
なにしろ文体はとてもシンプル(わたしが読めるくらいですので)。
引き合いに出すべきなのはやっぱりWellsかな。ありきたりですが『宇宙戦争』。
Wellsは地球外生命体を絶対的に高位に置くけれど、それは彼の人間性不信のせいかしら。
ところで2冊とも、立場は違えど述べることは同じなんですね。
生き物は、そこに生きるのに適したものが生きてゆける。そこに住む資格のあるものが。
所有者は正当な所有者として他者の侵略を許さない。
Wellsがそれを書くのは理解できる。20世紀初の英国は侵略恐怖に襲われていたから。
Bradburyがそう書くのは、でもなんでだろう。この時代って冷戦中ですよね?
アメリカに対する知識が少なすぎていかん。

話を戻す。
この本は『たんぽぽのお酒』と同じでオムニバス。
始められた個々の物語が最初よりかほんの少しずれた位置に着地して、
それが続いてゆくことで螺旋を描いて繋がっていく。
話を未来へ伸ばしていく、と言いましょうか。
誉め言葉には事欠かないのですが、
個人的には、単語を並べていく書き方が素敵だと思います。
情景が苦もなく思い浮かべられる表現力は言わずもがな。
いしいしんじ好きな方はBradbury好きなのではないかしら。
BetweenTheRockさんの動画
わたし最初の再生者でした。妙にうれしい。
When I Am King……!
当然といえば当然、ですねー……。ぜんぜん違う曲を想像してた。
そして24日にもショウをしたことをうっかり忘れていた……。
Nothing But A Song、!
そしてにやっとするイントロのついたLukey
楽しそうでなによりでございます。
地の利があって(?)カナダがわりと優勢ですね。
ドイツとノルウェイがもう少し出てくると思ったけど北米に押されてますなぁ。

祭典もじきに終わりです。
わたしはスポーツはやるより断然観る派で、
スポーツについてなにか言うなんてとてもおこがましいのだけど、
ばかみたいな理由で失格になる選手を見ると、悔しいなぁと思う。
時間も努力もなにもかもが無に還るわけで。
きっと応援してくれた人に対して、恥ずかしくて顔も上げられない。
だからといって、勝てばいいってわけではないのです。
ホッケーリンクでお酒飲むってどういうことなのよカナダ女子…………。
わたしは野球選手がグラウンドでお酒飲んでたらはっ倒してやりたくなるよ。
祭典はお祭りと、そこが違う。
カテゴリがだんだん形骸化されていく……。
Seanについて書くカテゴリでも作ろうかしら。
べつにSeanのファンというわけでもないのに!

まずソロアルバム。ソロページ
わたしの到着はどうやら早い方らしい。
えっ おかしくない?
わたしはKanataの郵便局を18日に通過してるみたいですけども。
みなさまどうなのかしら。

それからSean on Twitter
JAPADOG 3つも食べたとかあなた……。
japa dog blog見ると……結構な大きさだと分かるんですけども…………。
メニュー面白いです。大根おろし! パンがべたべたになりはしないか。
でも美味しそう。味が想像できる。
個人的には照りマヨのBratwurstが食べたい。
(ドイツで食べたbratwurstの美味しさと言ったら……!!)
(ところでbratwurstはブラートヴルストと読むのだと思ったよ。
 英語ではブラットワーストなんだそうです。んんん?)
系統的にはマックと言うよりモスのようですね。
ファーストフードでありながらその質にこだわる。
本日届きました。
実質発売日との差は2日で済んでるから健闘したんじゃないの(上から目線)。
次回のアルバムもこれぐらい掛かると考えていいのかな。
寝る前に聴きます。子守歌だから。あと一時間したら……。


//外山滋比古/ちくま文庫と-1-1

定番のロングセラー。
帯にコメントで
「若いときに読んでいれば」とか
「東大・京大教授が学生に読ませたい本」など、
好き勝手書いてありますが、多分学生が読んで「読んでよかった」と思うには時間が要る。
(阿部謹也『自分の中に歴史を読む』は比較的すぐに「読んでよかった」と思えるけど。)
わたしこの本買ったの2年ほど前で、1年半くらい読み差し放棄してました。
あまりにも読めない。
ある程度の学識と経験がないと読めない。
読んで自分のなかで消化も適応もできない、という意味です。
大体、東大・京大生が読んだら1章目で打ちのめされます(「グライダー」)。
そこから人間の人間たる決意というか、作り出すことの重要性というか、
そういうことに気づくための足掛けには良いかもしれません。それが目的でしょうし。
日本は確かに求められる答のための勉強が多い。
わたしは詰め込み教育が悪いとは思いません。
材料をボウルに入れない限りはなにも作れないから。
ただ、詰め込んだ後で混ぜ方を教えて欲しいと思う。
そうでなければボウルに詰めた材料は、下手な木べらに打ちのめされて飛び散るしかない。
酵母という「思考」の手を加えて、どれだけ材料から膨らませることができるか。
それはコンピューターではなくて、生きているものでなければできない。
今日(2月24日)は七十二候で「霞はじめて棚引く」だそうです。
清少納言を思い浮かべますね。『枕草子』。なんという感性。
平安時代、如月の冷たくしんとしたあけぼのは、それはそれは美しかったことでしょう。
『枕草子』冒頭は、冬はつとめて、このくだりが一番好き。
火桶の火も白き灰がちになりてわろし。
霜の白さと炭の灰の白さは価値も色も違う。
織田裕二as青島が表紙の映画雑誌。
今年の映画情報一覧にて触れられてます。

が、ロビン・フッドの筋書き違うことない……?
ロビンて、リチャード獅子心王の遠征後に王に認められたんだと思ってましたが?
んんん……?
まあ夏頃どこかの雑誌が特集組むでしょう。きっと。
公開は秋予定。あー楽しみ。
幸福について//Arthur Schopenhauer, 橋本文夫 訳/新潮社文庫シ6-1

読むのしんどかった。
200ページ越えた時点で漸く文体と書き方に慣れた。
なぜ……改行がされない……。
内容は人生に関する箴言。生き方の指針に、と思って。
人間は幸福のために生きる、というのは迷妄なんだそうです。
幸福の定義を行おうとわたしは思いませんが、人生は生きるためにあるのだとは納得する。
本書の中では、朗らかな人間は幸福だとされています。
そして自分の能力・才能に見合ったことをする人も。
ドイツ人はそう思う傾向が強いのかしら。
2006年のドイツ映画、「4分間のピアニスト(原題:Vier Minuten)」の述べることも同じ。
才能を発揮することこそ生きる人がするべきこと。
それが生きているということ。
それが幸福ということ。

ドイツ映画って妙にピアノが出てくる。(あれだけ音楽家を輩出するなら自然な流れ?)
「戦場のピアニスト」「ヒトラー最期の12日間」、「善き人のためのソナタ」。
もちろん出ないのもあります。「ベルンの奇跡」それから「ヒトラーの贋札」。
最近映画観てないな、ワンピのが最後だ。

今月、あと一冊読み終える予定!
24th:Hockey House
26th:Medal ceremony

Sean on Twitter
朝4時の飛行機だってよ……考えたくないな…………。
ちなみに、KrisのMySpaceでは25日、27日がPrivateになってるんですね。
……なにかあるのかしら。
それともなにもないからPrivateなのかしら。
とにかく、東の端から西の端まで長旅ですね。
ほんとに長旅ですよね。乗り換えもするだろうし。
ところでノバスコシアは空港ないけど、ケベックまで出て現地合流?
とにもかくにも、今年のツアー、開始です。

それで明日はSeanのソロアルバム発送日ですね。
何日に届くか楽しみですなぁ。
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自己紹介:
歴史(独愛蘇)と旅行が好き。
好きな作家
:いしいしんじ、江國香織、梨木香歩、藤沢周平、福井晴敏、
Christian Gailly、Ray Bradbury、Edgar Allan Poe、Oscar Wilde
好きな画家
:William Turner、Jacob van Ruisdeal、いせひでこ、いわさきちひろ
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