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Great Big Seaに関する雑談、その他音楽、あるいはただの読書日記

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ベースラインが父と娘の会話、父と婿の会話をつなぐ。
ティン・ホイッスルが物悲しくもやわらかい。
ニューファンドランドで最古類の英語歌詞の歌。

チャイルド・バラッドなんだそうです。
Captain Wedderburnもチャイルドバラッドだったなぁと思うと、
どうしてこういうものが「チャイルド」バラッドなんだろうと思う。
会話で成立してるから?(そもそもなにがChild Balladなんだろう。)
かなりかいつまんだ現代語訳で以下歌詞のおさらい。

 調子が悪そうじゃないか、娘よ。どうしたのかね
 どうもしないわ、ただの恋わずらいなの、それも海を進む人にね
 そいつは卿か、爵位は、騎士かね? 裕福で名声はあるんだろうね?
 それともうちの船乗りか? さあ、お父さんに言ってごらん
 卿でも伯爵でも騎士でもなくて、富も名声もない人で、
 そうよ船乗りなの、ジョン・バーバーっていうの
 ジョンか、あいつは下級水兵だぞ、ほんとにジョンなのか?
 だったらあいつをつるし上げねばならん
 一度、二度、三度、父は水兵の名前を呼ぶ
 ジョンは最初に名前を呼んだのに最後にひょっこり躍り出た
 真っ白な服にばら色の肌、エナメルの溶けていない綺麗な歯
 みんなに笑顔で給金を支払って、ジョンの番ではひとつ訊ねる
 もしも俺が女ならお前はベッドに招かれる男だが、と
 うちのジェーンと一緒になってくれるかい、やつの手を取ってくれるかね?
 俺とともに食事を摂り、俺の土地を管理してくれるかね
 ええ、ジェーンと結婚します、彼女の手を取りましょう
 あなたと食事も摂ります、けれど土地に関してはお断りです
 彼女にあなたが金ひとかけをあげるなら、わたしはみっつあげます
 みんながジョンと呼んでくれるから、怒れる海を進むのです

海にとりつかれた人っているんですよねぇ。
陸にどんなに平安があっても、荒れ狂う海を愛する。
I plough the ragin sea.
plough(plow)は「(苦労して)進む」。
身分の低い人との結婚が奨励されないのは当時の当然ですね。
そんなわけでつるし上げ(hang)が待っているわけですが。

Seanは、切実にJohnの気持ちがわかるんだろうなぁと思う。
だからこれが歌えるんだろう。
女と平安を同じ秤皿に置いて、もう片方に海を置く。
それでも、海の方が重たいのです。
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HN:あず/relieur
HP:SailingDay
性別:女性
自己紹介:
歴史(独愛蘇)と旅行が好き。
好きな作家
:いしいしんじ、江國香織、梨木香歩、藤沢周平、福井晴敏、
Christian Gailly、Ray Bradbury、Edgar Allan Poe、Oscar Wilde
好きな画家
:William Turner、Jacob van Ruisdeal、いせひでこ、いわさきちひろ
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