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Great Big Seaに関する雑談、その他音楽、あるいはただの読書日記

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John Huston // 1956年、アメリカ映画


脚本はRay Bradbury、John Huston。
原作に結構忠実に作っているかと思いきや、最後、びっくりしました。
まさかの、スターバック、まさかの。

原作は同性愛っぽいシーンが多く感じられましたが、
そこはBradbury、きれいになかったことにしています。
(エイハブとスターバックの見つめ合いには不思議な感じもしましたが。)
もうひとつ、少年ピップの愛されようもさすがBradbury、という感じ。

脚本解釈では鯨=神、でしょうね。白は神聖さの象徴、かな?
鯨と太陽を当てはめるようなところもまさにそんな感じ。
スターバックは健全な「アメリカ」の体現ですね。
原作を読んでいるときも思いましたが、主人公はイシュメールじゃない。
彼は傍観の語り部で、エイハブ船長がほんとうの主役。
彼が鯨に殺されるまでをじっくり描く。

船はきっと世界のこと。
その座を揺るがさないアメリカは、船を危険な方へ運んでしまう。
恐ろしいことです。
しかも、だれも気づいてない。
あとは、なにか気になったことがあったはずなのに覚えてないのでまたの機会に。

シャンティ歌ったりコンサティーナ弾いたり、いかにも! でしたね。
マストに上ったり甲板掃除するとこなんて正に、でした。
技術面はさておき、使い回しもさておき、上手く行ったと思います。
以上。
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好きな画家
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