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Great Big Seaに関する雑談、その他音楽、あるいはただの読書日記

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2009年日本映画 // 細田守

録画したのをやっと見ました!
ストーリーから細かいところから随所に読ませられた。敬服。飽きませんわ。
映画館で見たかった。書きたいことありすぎる。
主人公が陣内家(のアカウント)を最初に軽く背負ってしまったり
「家に入れる」という表現が当たり前に出ていたり。
墜落の後一番に起き上がったのが子どもだった、というのが
未来は子どもたちのものだと言っているみたい。
それでまた第一声がいい。「温泉でたー」って。温泉て。言い方がまた長閑だ。
「なにが起こったか」よりも「今どうなっているか」が大事で、
壊れてしまったものよりも生まれたものが大事。そういうこと。

友人がいつぞや、日本の漫画は子どもが戦うけれど
あれは太平洋戦争のトラウマからだと教えてくれた。
今回は克明にそれが反映されている気がします。
知識欲求イコール西欧文化。
「造られてしまった」武器であり「予定位置よりずれて」落下した。
製作者の言い訳がとても真っ当だけれど、それが許される日本ではない。
アフターケアってやつですね。造ったら最後まで面倒をみること。
売ったら売りっぱなしの国とは違う。
それから、世界よりも身内が大事、という精神もとても日本的だと思った(悪い意味で)。
というか、今回、警察の有事に際する手の打てなさみたいなものをみた気がします。
漁師のおじさん→漁業の国
電気屋のおじさん→工業の国
自衛隊のおじさん→不可思議な能力を持つ国
あ、あとは事前に手を出せないというのも見えた気がします。専守防衛。
それから朝食の場面。
これとてもはっきりと勢力を表している。
上座に女性と子供が座り、男性は奥の部屋に追いやられている。
そして女性が室内で公然と作戦を練るのに対して男性は外で密談をする。
女性は集約するのに対して男性は拡散する。

どなたが長男なのか非常にわかりづらいのだけど、
もしかしたら最後に出てきたアロハのおじさん?
次男はダメね、と云うのは家督的な問題で、
それを継ぐはずだった長男は有事に際して家を空けていて、終わってから顔を出す。
一番佳主馬が悔しいときに頭撫でてくれたのは師匠なのにね。持っていかれたね全部。

誕生日のパスを見たときに煩悩の数だ! とちょっと思った。
対決するのは数学という理性。
ごちゃごちゃとした感想になってしまいました。後程直します。アリ退治終わったら。
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歴史(独愛蘇)と旅行が好き。
好きな作家
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Christian Gailly、Ray Bradbury、Edgar Allan Poe、Oscar Wilde
好きな画家
:William Turner、Jacob van Ruisdeal、いせひでこ、いわさきちひろ
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