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Great Big Seaに関する雑談、その他音楽、あるいはただの読書日記

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//手塚治虫//朝日ソノラマ


友人に薦められて、まる2日かけて11冊読み終えました。
4巻『鳳凰篇』、1巻『黎明篇』が個人的にお気に入りです。
何度も読みたいし何度も語りたい。

日本史とSFを中心に話が進みます。
1巻3巻4巻7・8巻10・11巻で歴史を追い、2巻5巻6巻9巻で未来へ飛ぶ。
『鳳凰篇』は奈良時代。ひとりの社会に反抗する男とひとりの彫り師の話。
この感情の交錯、立場の行き違い、ストーリーの流れ、見事でした。
個人的には芸術を見方の中心に据えてあったことがまた見所でした。
創作とはなにか、なぜするのか、どういうものが評価されるべきなのか。
芸術の目的はいつも、その本質に近づきそれを捉えることです。
『鳳凰篇』はそれを強く訴えている。
そして政治・欲はそういった境地に覆い被さって殺してしまう。


これは、通しで読むととてもしんどい。
けれど通しで読むのがいいでしょう。いろんな伏線に気づけるし、繋がりがはっきり目にはいる。
相互に重なり合いながら織り込まれながら、物語が詰まっていきます。
読み終わると、しばらくなにもしたくなくなります(笑)
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自己紹介:
歴史(独愛蘇)と旅行が好き。
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Christian Gailly、Ray Bradbury、Edgar Allan Poe、Oscar Wilde
好きな画家
:William Turner、Jacob van Ruisdeal、いせひでこ、いわさきちひろ
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