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Great Big Seaに関する雑談、その他音楽、あるいはただの読書日記

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ハーバードからの贈り物//Daisy Wademan、磯島幸子 訳/ランダムハウス講談社

個々の人生の目的を明確にするための啓蒙書。
ハーバードビジネススクールの教授による講義録です。
リーダーたる人物がいかにあるべきかを説いていますが、
訳者あとがきで示されるように、読んでためになるのはリーダーに限りません。
人間として、仕事人として、読んでおく価値のある本だと思います。
これをお薦めしてくれた方は、人との繋がりを大事にする先輩でした。
社会人になる直前、それが正しい道のかと、とても不安に思っていらした。
わたしは今なら別の言葉で相談に乗れたのに。
もっと体の底から湧く言葉で。それが残念でならない。

じんと沁みるような、とんとんと胸を打つような15編で
(わたしは特に「剥製の鳥」「同窓会」「完璧を求めるな」「サラの物語」「レース」
 「自分を見失わないで」が好きです)、一気に読めます。
でも一編一編大切に読んでもいいと思う。
人間としてどう生きるべきか、そういうのを考えさせられました。わたしがどう生きたいか。
全部が未来に繋がるのなら、今していることだってきっと正しい。

半日以上の時差のあるボストンからの、そして先輩からの、まさに贈り物です。
本って本来、こうあるべきですよね。
手に取れる形として、先人の知恵を授かるための媒体。
邦題に納得しますが、原題も核心をついています。
「自分が誰だか忘れるな」。
個人的にはPaul BrandtのRiskをBGMにしていた。
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自己紹介:
歴史(独愛蘇)と旅行が好き。
好きな作家
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Christian Gailly、Ray Bradbury、Edgar Allan Poe、Oscar Wilde
好きな画家
:William Turner、Jacob van Ruisdeal、いせひでこ、いわさきちひろ
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