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Great Big Seaに関する雑談、その他音楽、あるいはただの読書日記

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//池田佳隆/ダイヤモンド社

副題、「日本に生まれて本当によかった」。
あなたは言えますか?

『国家の品格』と合わせて、道徳教育の重要視をひとつに挙げています。
「ならぬことはなりませぬ」。
理屈を一切なしにして、道義に反すること、至誠に悖ることをだめだと言う。
だめだと言える大人がいる。
自分の子どもにちゃんとそう言える親が最近少ないのですね。何故でしょう。

教育制度と愛国心について個人的な経験を持ち出しますと、
自分の国を誇れない原因の一端は社会科教師にあると思います。
小中高通してわたしは幕末以降の日本の残虐性を語られましたし、
極東裁判が正当なものだと言われました(そして長らく信じていました)。
「ハル・ノート」やパル判事なんて聞いたことありませんでした。
実際それらを知らないひとは多い。真珠湾が情報操作だったという見解を知らないひとも。
日本は歴史教育に臆病になってる。
そしてたぶん民族を信用してない、諦めている。
政治に無関心なのも諦めの気持ちが強いせいでしょう。
どうせ変わらない、と思うから変えようと思わない、希望が持てない。
(本気でやると、「なに頑張っちゃってんの」ってなるんですよ、ねぇ。)
でも本気でやらなきゃ変わらないのです。
「チェ 28歳の革命」で、ゲバラは絶対的に文字を読み書きすることに注力するんです。
文字が読めないということは敵に騙され易いということだから、と言って。
(その成果でしょう、現在キューバの識字率は合衆国より高く、ほとんど100パーセントです。)
英国人が瓦版を読む江戸っ子たちを見て、ここを植民地にできないと悟ったそうですが、
どうして今は学業を疎かにするようになったのでしょう。
勤勉というのはいつから長所と呼べなくなったのでしょう。

敗戦の責任は東条がかぶってくれました。
彼の未来に生きている日本人のために、わたしたちが顔を上げて世界に立っているために。
なのに未だにその歴史を噛み締めることができないなんて、ご先祖様に申し訳ない。
顎を鍛えなきゃ。どれだけつらくても。
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自己紹介:
歴史(独愛蘇)と旅行が好き。
好きな作家
:いしいしんじ、江國香織、梨木香歩、藤沢周平、福井晴敏、
Christian Gailly、Ray Bradbury、Edgar Allan Poe、Oscar Wilde
好きな画家
:William Turner、Jacob van Ruisdeal、いせひでこ、いわさきちひろ
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