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Great Big Seaに関する雑談、その他音楽、あるいはただの読書日記

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He might be a daddy of his old man.
この1文の出典がWordsworthの
the child is father of the man.
からではないかと思う、というところから、1文を見てみたいと思います。

まずWordsworthの文の訳が「三つ子の魂百まで」なのは
原文脈からたどり着いた訳だと思いますが、
例えばBradburyみたいに大人に対して子どもが遊び方を教える、という点で
子は親の教師たりうるけれど遊び心という性質自体は親が子どもの頃から培ったもの、
と意味することもできる。
ただしここでthe childはthe manと同じものを指すのではないので、
子は大人の父、という原文直訳を採用してthe childがthe manに教えを授けるという意味で
「義父は婿に似て飲んだくれになるかもしれない」
と読めるのではないでしょうか。
(婿が飲んだくれというのは読み間違いではないと思います。)

Seanがこの曲を「ただのセックスの歌」だと言っているので、
これは多分大いなる深読みによる誤読になるのでしょう。
ここは恐らく、a dress of silk における of の用法と同じで
old man が priest とは違う方法で boy を daddy にさせた、と読むのなら
単純に、生まれる子どもが義父似である、と読めばいい。
恐らくこちらの方が訳としては正しいでしょう。
her gene poolの文脈にも沿っていますし。
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