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Great Big Seaに関する雑談、その他音楽、あるいはただの読書日記

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//Truman Capote、河野一郎 編訳/ちくま文庫 か26-1

素直に『冷血』とか『ティファニーで朝食を』とかから入ればいいものを。
すっきりとさっぱりとした文体で、幾分ヘミングウェイの短編を思わせます。
ただし、あんな現実性はまるでない。
現実性をあまり伴わないのに幻想に振り切っていない。
ふたつのあいだでバランスをとって、不恰好に危なっかしく、緊張している。
「ローラ」と「銀の酒瓶」がお気に入りです。
この二編は読みやすいので少しご鑑賞あれ。

Bradburyに似ている、と言われて読んでみたのだけれど、
うーん、似ているのかしら、短編だけじゃなんとも言えません。
『猫のパジャマ』収録作品みたいな味わいをここからは感じるけれど、
彼に特有の不思議な感覚をわたしはCapoteからは読めない。
どこら辺が似ているんだろう。
ちなみにrelieurの口を借りれば、彼の作品は
「銀鉢の中の水に似ていて、わたしには少し冷たすぎる」ということです。
英語って恥ずかしいな!

そういえばわたしはなぜOKPに行くと顔文字を平気で使う女になるんだろう。
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自己紹介:
歴史(独愛蘇)と旅行が好き。
好きな作家
:いしいしんじ、江國香織、梨木香歩、藤沢周平、福井晴敏、
Christian Gailly、Ray Bradbury、Edgar Allan Poe、Oscar Wilde
好きな画家
:William Turner、Jacob van Ruisdeal、いせひでこ、いわさきちひろ
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